新幹線の中でブログを書いている

私のボロDynabook(東芝にはいつもだまされる)は、Wimaxを使うと、無線LANが使えなくなる(Wimaxを切ってから、無線LANのドライバーをはずして再起動して、無線LANのドライバーを再インストールしないと使えないという異常な機種だ)

面倒だから新幹線の中でもWimaxを使うのだが、こんどはすぐに切断される

IBMがパソコンから撤退したように、技術レベルが低いのならとっとと退場を願いたい

少なくともこんな会社の作るWindows 8の液晶タッチの機種など怖くて買えない

(書いている途中でむかついてこんな余談を書く羽目になる)

昨日は、広島の全国老施協の大会で講演

昼にお好み焼きを食べるが、おいしいものを作るのが意外に難しい感じがした

もちろん、具の素材にこだわるとか、ソースにこだわるとかいうことは可能なのだろう

ただ、肝心のお好み焼きの生地が薄いので、ここの味の差がつけにくい

大阪の通天閣の下のタコ焼き屋で、タコ焼きの生地の部分の微妙な焼き加減(外はこんがりで、中はふっくら)と、その出しの味のよさにびっくししたし、大阪のお好み焼きだってそうだろう

ラーメンで言えば、スープがおいしくても、麺がどこも味が同じならつまらないのと同じだ

博多ラーメンは麺の味の差が小さいが、サッポロはかなり違う

この間、成城石井で袋麺のエビラーメンを買って麺がおいしくてびっくりした

一幻というブランドだったと思う

やはり北海道のラーメンだ

東芝の技術の低さと比べて、どこの会社が請け負ったのかしらないが、袋入りの麺で子の味を出せるのはすごい

さて、講演会では、例のごとく日本の介護政策と老年医学の批判をやるのだが、懇親会で、たまたま先輩の尊敬する医師がこられていた

リハビリが専門なのに、木村敏先生をよく読まれていて、そもそも精神病は薬で治るのかという議論になった

私も、基本的には、精神病というのは、何らかの脳内の変化(伝達物質かネットワーク、あるいはもっと微妙な生化学的変化)に対する、もとの人格の反応という考え方には同意している

認知症など、まさにその病態である

同じような脳の変化が起こり、同じような欠落症状(記憶障害など)がきても、表面上のその人のあり方はまちまちだ

幻覚や妄想を止めることができても、あるいは抑うつ気分や不安焦燥感をとることはできても、統合失調症や鬱病を治せるわけではない

あとは、症状が軽くなることで、人格がどれだけの反応や自然治癒力を見せるかだろう

その先生が、体調が悪い時には、なんでも葛根湯が効くとおっしゃったが、漢方というのは、自分の体質に合う薬がみつかると、何にでも効くということがあり得るのかもしれない

私もそういう薬を見つけたい

ということで、精神科の薬というと、いわゆる風邪薬と同じと思う

咳を止めたり、熱を下げることはできても、風邪は治せない

でも、それを言いだすとほとんどすべての薬が、病気の本質を治しはしない

血圧を下げる薬であろうが、コレステロールを下げる薬であろうが、本質的には対症療法である

要するに、薬で症状はとれても、病気は治せないし、ましてや、患者を健康にすることなどできない

ただ、症状があれば苦しいだろうから、それをとってあげるとか、主観的な健康を感じていただけるようなサジェスチョンをする(こんなことをする医者はほとんどいないだろうが)のが関の山だ

たまたま、老人病院を長年やっていて、今は福祉コンツェルンのようなことをやっておられる先生もいらっしゃった

85歳になる老医も、高齢者に薬をたくさん出すとろくなことにならないことをよくわかっておられた

ほかの医者でもない施設のオーナーのような人もみな同意見だった

現場はみんな知っている

薬を減らすエビデンスを見つけていくのが医療費、とくに老人医療費をさげるのに、必須なのに、日本の大学の老人科の医者(とくに教授陣)は、みんな薬屋とべったりで、リッチな暮らしをしている(FLASHでもFRIDAYでも取材すればわかるはずだ)

何を研究すればいいのかわからないのなら、大学の意味などない

京都大学がどこまでいい大学かわからないが、東大はそういう点でまったくのクズだ

昔は、京大から湯川秀樹を引き抜いたりしているが、今は逆に東大工学部卒の根岸氏だって採用しなかったし、山中氏も予防としないで、代わりに森口氏にだまされる体たらくだ

論文をちゃんと読めない人間が教授陣ですと言っているようなものだろう

日本の医学の世界でも、現場の声をちゃんと聞ける研究機関を早く作ってほしい

そして、福祉関係者には、東大教授とか大学の肩書にだまされて、インチキな老年医学(医療費がかかるのに、寿命を短くする)に洗脳されないようにしてほしい