母子家庭で、非難されながら子どもを私立中学にやったら、公立だと塾代がもっとかかって正解だったというメッセージをいただいた

生活保護叩きをする人は、親が生活保護を受けているのに、子どもを私立になんてとか、母子家庭のくせに子どもを私立になんてというが、今のゆとり教育では公立学校から塾に行かずに這い上がることはかなり難しくなっている(私の本を読んで、いい参考書を選ぶという選択肢もないわけではないので、私は本を書き続けているのだが)

貧乏人が這い上がれないようにとか、生活保護費程度で満足して働かない人間が出るような教育政策をしておいて、生活保護叩きを続ける、政治家も、マスコミも役所もすべて許せない

これは私の地の叫びだ

さて、iPS細胞については、京都大学が広範囲な特許を取得しているらしい

今年の9月にもアメリカのベンチャー企業と和解が成立したようだ

うまくすると、京大は、ものすごい特許料収入が入り、山中氏を引き抜かなかった東大にほえ面をかかせることができるかもしれない

ただ、山中教授は一方で、研究を進めるために特許をとったというようなことを言っている

要するにハゲタカに特許をとられてしまうと、自由な研究ができずに、この分野の進歩が遅れてしまうというのだ

ネットの世界でもオープンソースにしたほうが開発が進むという話はよく聞く

人は金持ちが考えているほど、金に汚くないし、金目当てで行動をするわけではない

金にはならないけど、研究が好き、世の中の進歩が好き、面白いことが好きという人間はそんなに少なくない

アメリカや世の中の金権論者にひと泡吹かせたり、日本人の美学を見せるために、あえて特許料収入をあてにせずに、それによって世界中の研究者がどんどんiPSを進歩させる方向にもっていくほうが、日本人としてはもっと誇りに思えるような気がしている