実は、ちょっと落ち込んでいる

今回の『「わたし」の人生』が海外の映画祭で受賞できないから、力がないのだと思い込んでいたのだが、プロデューサーか誰かのミスで、どこにも出品していないことがわかった

私が自腹を切り、また英語字幕のチェックまでして、字幕を作ったので、それなりに期待をしていた

『受験のシンデレラ』より見た人の評判もいいし、テーマも普遍的だったのでいいかと思っていたのだが

映画の場合、プレミアといって未公開であるかどうかが大きな映画祭で賞をとれるかの重要な分かれ目になる

プレミアでなくても賞がとれる映画祭もないわけでないから、出してもらうことになった

どうなるかはわからないが、自信作だけにがっかりだ

逆に、今回の映画が賞が取れないのは、作品がダメだからでないと納得していただきたい(でも、賞をもらっていないと負け惜しみにしかとられないが)

さて、ちゃんと賞をとったほうの『受験のシンデレラ』が楽天レンタルで50円で借りられるという情報をいただいた

確かに金をかけた側としては、もう少し欲しいというのはある

でも、今は少しでも多くの人に見てほしいというのもある

ただ、一つ気になったのは、実は、映画のDVDというのは、レンタル用とセル用は別に作っているし、値段も違う

セル用のほうが特典映像も入っていたり、かえってものがいい(5000円近くいたがくのだから当たり前だ)のだが、いっぽうで、レンタル用のほうはそこから収益を得るので値段が高く設定してある

ちまたのレンタルビデオ店で、セル用を貸していたら、違法と言えるかどうかはしらないが、違反である

楽天レンタルがセル用を貸している(さすがに大手だからそんなことはしないだろうが)のなら教えてほしい

さて、昨日は、日本に人がいないのかと書いたが、人がいないせいなのか、日本人が能天気なせいなのか、民主党がダメということになると、また自民党に支持率が戻っている

昔はともかくとして、失われた20年の自民党の経済政策はめちゃくちゃ(99年の金持ち減税がいちばんひどいと私は思っている)だったし、竹島問題だって、李承晩の蛮行を放任して、韓国に竹島を実質支配させてしまったのも自民党だ。日米安保があるのに、尖閣に米軍の協力を求めなかったのか、米軍を引き出せなかったのも自民党だ

拉致問題だって、自民党が白状させたのは事実だが、放置したのも自民党だ(産経の記者に聞いた話だが、二人も現行犯逮捕できていたのに、それをすぐに北朝鮮に返したそうだ)

自民党がダメだから民主党に政権を移すのが民意だったのに、民主党がダメならまた自民党でいいのだろうか?

さらにいうと、選挙で負ける前の自民党と比べて、今のほうがもっと人がいないと思うのだが

だから、維新の会に人気が集まるのは当然ともいえる

なぜ、みんなの党が人気がないのかもよくわからない

それ以上に、ヨーロッパ型の社会保障重視、社会民主主義政党という選択肢もないし、あっても、小さすぎる上に、旧態依然とした官僚主義の政党という選択肢しかない

要するに、私の見るところ、湯浅誠さんくらいしか、(最近は波頭亮さんがこれに近い考え方で嬉しいが)ソシアル側に人がいないし、湯浅さんだって、ある時期からテレビマスコミに干されている

リベラルとソシアルとか、リベラルと保守とか、対立軸があるなら片方がダメなら片方に戻るというのはいいが、日本の場合、外交政策にしても、社会保障にしても、格差に対する考え方にしても、自民党も民主党も大きな差があると思えない

アメリカにしても、自民党政権時代に、社会党が強いころなら、社会党や共産党に政権に入られるのが困るからというわけで、多少は日本の泣き言も聞いてくれただろうが、今はどっちに転んでも親米なので、アメリカもやりたい放題だ

中国だって、韓国だって、安倍氏になっても大して変わらないとタカを括っているだろう(とくに韓国は)

人がいなくて、選択肢がないと、ある政党がダメなら元に戻る

これが悲しい

ところで、日の丸、君が代を大事にしろというのは、長州や薩摩の人間に乗せられているのかもしれないというのは、私の妄想だろうか?

そう考えると安倍氏が日の丸や君が代にこだわるのもよくわかるのだが

いずれにせよ、私は日の丸や君が代がなかったころの日本が好きだし、その歴史を大切にしたい