昨日は原発で働く人のためのボランティアでいわきに(というか、今は広野に移っている)

いまだに道の復興ということらしく、高速を止められて、予想外に時間がかかる

復興の道は遠いという印象を受けた

あと、私が前に「国の借金」ではなくて「政府の借金」ではないか、そのような言葉を使うとかえって景気が悪くなるという指摘を受けて、訂正したのに、また「国の借金」というもの言いをしていることについて指弾を受けた

その通りと思う

今後は言葉遣いに気をつけたい

ただ、それより問題なのは、国民が国の借金と思いこんでいることだ

これを拭い去ることは難しい

また、昨今の生保叩きや老人医療の削減でも見られるように、それが国の借金でなく、政府の借金であったとしても、道路工事でなく、結果的に社会保障が削られるので、人々を不安にすることには変わりないし、貯蓄傾向を高めてしまう

言葉遣いを変えることの意味を前より感じなくなったことは申し添えておきたい

さて、ずっと続いている経済論客についての私の考え方だが、私の考え方は、私有財産制の否定だし、現実性がないという話だそうだ

私は、今の経済論客について間違えていると言っているのではない

仮説の一つだろうと言っているだけだ

そして、私のいうことより現実性があるから、次の自民党なのか、維新なのか、みんなの党なのかはわからないが、私の予想が当たっていれば、今言われている経済政策では、絶対に景気は回復しないので、結果的に積極財政をする政権が10年以内に出てくるとは思う

そのときに、今の論客が「遅すぎる」とか文句を言いながら活躍の場を与えられるだろう

そして、そのときに、彼らの予想なり理論が正しいかどうかの洗礼を受けることになる

そのとき、彼らの言う通りにやって、日本の経済が立ち直ったら、私は彼らを素直に信じるし、その信奉者になる

しかし、そうでなければ、人間心理を無視した空論だと思うだけだ

私は頑固な人間なので、そうでないと信じない

確かにナチスは積極財政で景気を立てなおしたが、人件費比率を46%以上にしろとか、労働分配率を高めているし、当時は金が入ったら使うという循環があった

今は、社会保障に不安が強すぎて金が入っても使わないように私には思える

もし彼らの理論でダメだったからといって、私の考え方は、現実性がないと言われ、私有財産制の否定と言われるので実現することはないだろう

だから、間違っていることは証明できないと信じるだけだ

いずれにせよ、私には、今の日本の状態を考えると、相当強力な金を使わせるインセンティブや強制力が必要に思えるのだ

そこで、所得税や法人税を高くして、経費をものすごく認めるとか、相続税を限りなく上げるとかしないと金を使ってくれないようにさえ思う(もちろん、私の悲観かもしれない)

ただ、それを言うと私有財産制の否定という話となる

これだけ人が長生きする社会で、財産が一代限りで何が悪いのかと思うし、会社の社長の子どもなら、親が60代で引退すれば、親が死ぬまで20年くらい親の財産をもらわなくても、社長としての収入を得る

そこで有能な社長なら株を継がなくても社長を続けられるし、無能なら親から株が継げないと退場させられる

それが私有財産制の否定とも思えない

修正資本主義というのは、私有財産制に一定の制限を課すことだと私は理解している

ただ、実は、将来、そういう相克が別の形で来るのではないかと思っている

日本企業が、次々と韓国や中国に買われるようになった際に、日本人は彼らに使われ、差別を受け、その上、安くこき使われて、利益を本国に収奪していく

そういう際に、社会主義革命とか、選挙で社会主義政党が選ばれた国では、外国資産の接収や国内資産の国有化が行われる

もちろん、それをやると外国から貿易制裁を受けるだろう

貧しくても日本人の誇りをとるか、半植民地状態でも私有財産制を維持するか

もちろん、日本のマスコミはそうなっても資本家の見方だろう

明治時代だって、ある時期までは、一種の国家社会主義だった

国と私有財産がどっちが大事と言われると私には国としか言いようがない

それだけのことだ

これは理屈が正しいかどうかでなく、好き嫌いの問題なので、これ以上の議論はしないが

そして、私より、別の人の理論のほうが正しいとか信じたいとか言う人は、私にメッセージをよこして「論破」しようとせず(私は、事実しか信じないから、どんな立派な理屈でも説得されないと思う)、別の人のブログに引っ越していただきたい