本日は、映画のキャンペーンで福岡に来ている
夜の「やま中」のお寿司はおいしかった
ただ、昨今の生保叩きの実情を聞き、金持ち優遇の税制(私もその恩恵は当然受けている)が改まらないのに、消費税だけあがる中で、おいしいものを食べ、おいしいワインを飲むと、自分がキムジョンイルになったような気分でとても後味が悪い(それでも、日本の景気のことを考えると金を使わない金持ちになるよりましだと思って金を使ってしまうが)
日本の金持ちたちは同胞が飢えて苦しんでいても平気で贅沢ができるような神経の太い人が増えているのだろうか?それとも、実はそうでないから、金持ちが金を使わず、不景気なのだろうか?早くBIの制度ができ、金持ち増税をやってもらって、安心して稼いだ金で贅沢のできる国になってほしい。そのために何千万円か税金があがっても安いものだ
さて、鋭い私の読者(『テレビの大罪』も読んで下さっているそうだから、今回の中学生の自殺事件について、WHOの自殺報道のガイドラインがほとんど守られていないというメッセージをいただいた
その通りである
1986年、1994年と中学生の有名な自殺報道がなされた年に、中学生の自殺が前年比で4割くらい増えている。報道がやむと自殺は元に戻る。数の上では、最大の自殺ほう助者は学校や教育委員会でなく、マスコミである
さて、今回の自殺で、大阪の橋下市長が涙を流したとのことである
私の元には、今の生保たたきのために、子どもがいじめられている生活保護受給者の方や、ひどい場合は、私立の高校から自主退学の圧力がかかっているというメッセージもよせられている
生保たたきが子どものいじめや自殺を生みかねないということをわかっていての涙なのだろうかとふと思った
ただ、日本の場合、子どもが自殺すると過度に同情される(それがマスコミで報じられるとかえって、子どもが自殺したくなるというパラドックスがあるのだが)が、大人が自殺しても、さっぱり同情されない
昔と比べて、ちょっとしたからかいやひやかし(私はもっとひどいいじめの被害者だった。今でも私をいじめたジャーナリストと称する人間が、同窓会で一回会ったくらいで、テレビで事実無根の悪口をいいふらすが、それで私が同窓会に一切行かなくなったら、ネット上は、人間の小さい奴と書かれている。そんな風に書いた主に一度お会いして、会ったという証拠をもとに、実名で、その人の悪口を書いてもその人は平気なのだろうか?)に対しても、いじめ扱いされ、学校がとやかくいう
結果的に、いじめへの耐性がない人間が、会社でいびり出し(日本では指名解雇がやりにくいので、いじめて会社を追い出すことが多いようだ)を受けて、耐えきれずに自殺するというケースは珍しくない
日本では、経済理由の自殺が年間1万人もいる
生活保護費は対GDPでヨーロッパの4分の1くらいの水準だ
自殺が減らしたければ、むしろもっと生活保護費を充実させるべきだ
子どもの自殺も悲惨だが、親に自殺された子どもも相当悲惨だ
自分を責めて、一生、心の病に苦しむ人もたくさんいる
進学を断念する人はもっと多い
そんなんでいいのか?
夫に自殺されて、うつになって生活保護に追い込まれた女性が、夫の生きていたころに買ったブランド物のバッグをもっているだけで断罪される
ヴィトンやエルメスならともかく、そんなもの売っていくらになるというのだ
金持ちの年間8兆円の脱税を黙認して、人が年に1万人も死んでいるのに、年間何百億円かの不正受給があるというだけの理由で、どんどん生保叩きをする
生活保護を受けている人が、子どもをディズニーランドに連れていったというだけで叩かれる
本来は、健康で文化的な生活を保障するための制度なのに、家畜に成り下がれ、奴隷レベルの生活をしろと言わんばかりの大合唱だ
橋下市長はUSJの実質的なオーナーの立場にいるはずだが、USJに行くのは国民の最低限の文化的生活のレベルをこえた贅沢だと言いたいのだろうか?
私たち精神科医の立場から見ると、食べられるだけで、なんの娯楽もないのなら、メンタルヘルスにいいわけがないし、鬱などのような心の病も改善の余地がない
もちろん生活保護以下の収入でそういう精神衛生のための金が得られないのなら、差額分を生活保護申請すべきだろう。医療費だってタダになる
そういう人が鬱になったり、自殺するより、よほどましだ
ここしばらく道を走っていると、少なくとも都内は道路工事だらけだ
そんな金を生活保護に回せば、道も混まないし、生活保護以下の収入の人の差額分の生活保護費くらい出るはずだ
人の行き死ににかかわる(生活保護叩きで原発の死者の何千倍、何万倍の自殺が出るだろう)生活保護以外に叩くべきものはいくらでもある
とにかく、中学生の自殺の500倍くらいいる大人の自殺を減らすにはどうしたらいいかもまじめに考えてほしい
夜の「やま中」のお寿司はおいしかった
ただ、昨今の生保叩きの実情を聞き、金持ち優遇の税制(私もその恩恵は当然受けている)が改まらないのに、消費税だけあがる中で、おいしいものを食べ、おいしいワインを飲むと、自分がキムジョンイルになったような気分でとても後味が悪い(それでも、日本の景気のことを考えると金を使わない金持ちになるよりましだと思って金を使ってしまうが)
日本の金持ちたちは同胞が飢えて苦しんでいても平気で贅沢ができるような神経の太い人が増えているのだろうか?それとも、実はそうでないから、金持ちが金を使わず、不景気なのだろうか?早くBIの制度ができ、金持ち増税をやってもらって、安心して稼いだ金で贅沢のできる国になってほしい。そのために何千万円か税金があがっても安いものだ
さて、鋭い私の読者(『テレビの大罪』も読んで下さっているそうだから、今回の中学生の自殺事件について、WHOの自殺報道のガイドラインがほとんど守られていないというメッセージをいただいた
その通りである
1986年、1994年と中学生の有名な自殺報道がなされた年に、中学生の自殺が前年比で4割くらい増えている。報道がやむと自殺は元に戻る。数の上では、最大の自殺ほう助者は学校や教育委員会でなく、マスコミである
さて、今回の自殺で、大阪の橋下市長が涙を流したとのことである
私の元には、今の生保たたきのために、子どもがいじめられている生活保護受給者の方や、ひどい場合は、私立の高校から自主退学の圧力がかかっているというメッセージもよせられている
生保たたきが子どものいじめや自殺を生みかねないということをわかっていての涙なのだろうかとふと思った
ただ、日本の場合、子どもが自殺すると過度に同情される(それがマスコミで報じられるとかえって、子どもが自殺したくなるというパラドックスがあるのだが)が、大人が自殺しても、さっぱり同情されない
昔と比べて、ちょっとしたからかいやひやかし(私はもっとひどいいじめの被害者だった。今でも私をいじめたジャーナリストと称する人間が、同窓会で一回会ったくらいで、テレビで事実無根の悪口をいいふらすが、それで私が同窓会に一切行かなくなったら、ネット上は、人間の小さい奴と書かれている。そんな風に書いた主に一度お会いして、会ったという証拠をもとに、実名で、その人の悪口を書いてもその人は平気なのだろうか?)に対しても、いじめ扱いされ、学校がとやかくいう
結果的に、いじめへの耐性がない人間が、会社でいびり出し(日本では指名解雇がやりにくいので、いじめて会社を追い出すことが多いようだ)を受けて、耐えきれずに自殺するというケースは珍しくない
日本では、経済理由の自殺が年間1万人もいる
生活保護費は対GDPでヨーロッパの4分の1くらいの水準だ
自殺が減らしたければ、むしろもっと生活保護費を充実させるべきだ
子どもの自殺も悲惨だが、親に自殺された子どもも相当悲惨だ
自分を責めて、一生、心の病に苦しむ人もたくさんいる
進学を断念する人はもっと多い
そんなんでいいのか?
夫に自殺されて、うつになって生活保護に追い込まれた女性が、夫の生きていたころに買ったブランド物のバッグをもっているだけで断罪される
ヴィトンやエルメスならともかく、そんなもの売っていくらになるというのだ
金持ちの年間8兆円の脱税を黙認して、人が年に1万人も死んでいるのに、年間何百億円かの不正受給があるというだけの理由で、どんどん生保叩きをする
生活保護を受けている人が、子どもをディズニーランドに連れていったというだけで叩かれる
本来は、健康で文化的な生活を保障するための制度なのに、家畜に成り下がれ、奴隷レベルの生活をしろと言わんばかりの大合唱だ
橋下市長はUSJの実質的なオーナーの立場にいるはずだが、USJに行くのは国民の最低限の文化的生活のレベルをこえた贅沢だと言いたいのだろうか?
私たち精神科医の立場から見ると、食べられるだけで、なんの娯楽もないのなら、メンタルヘルスにいいわけがないし、鬱などのような心の病も改善の余地がない
もちろん生活保護以下の収入でそういう精神衛生のための金が得られないのなら、差額分を生活保護申請すべきだろう。医療費だってタダになる
そういう人が鬱になったり、自殺するより、よほどましだ
ここしばらく道を走っていると、少なくとも都内は道路工事だらけだ
そんな金を生活保護に回せば、道も混まないし、生活保護以下の収入の人の差額分の生活保護費くらい出るはずだ
人の行き死ににかかわる(生活保護叩きで原発の死者の何千倍、何万倍の自殺が出るだろう)生活保護以外に叩くべきものはいくらでもある
とにかく、中学生の自殺の500倍くらいいる大人の自殺を減らすにはどうしたらいいかもまじめに考えてほしい