菊地直子が逮捕されて大騒ぎになっている。
逃亡中、介護の仕事をしていたそうだ。おそらくは、介護士不足のため、身分照合などがかなり緩くなっていたのだろう。
最近、ヤクザが生保を受けている実態や、いわゆるガラの悪い地域で生保を受ける人が多いことが問題になっている。
元々はと言っていいのかもしれないが、今のように不景気でない時代、もう少し財政に余裕があった時代には、ガラの悪い人間、目ざわりな人間にお金をつかませて、社会の枠組みにいれるという機能が生保にはあった
ヤクザがわかっていて不正受給するような場合はよく知らないが、ホームレスや日雇い労働者については、彼らに住民登録させて、住民票を取らせたり、家をあてがったりしていた
これも、こういう人間が犯罪の世界に走ってほしくないという目的はあったはずだ
今はヘルパーなどという仕事が官製ワーキングプアと言われるほど収入が少ない
下手をすると生保以下だそうだ
ただ、本当のことをいうと、生活保護というのは、日本国民に対して、最低限の文化的で健康的な生活を送る保障である
だから、収入が生保以下なら、申し込めば差額はもらう権利がある
欧米では、生保より安い給料では人が働かないから、それが最低賃金を支えているのだが、日本の場合は、人が働かなくなるから生保のほうを下げろという
これでは貧困層の生活レベルがどんどん落ちる
裁判の判例でも生活保護でも夏場はエアコンを使ってよくなるなど、日本人の最低限の生活を底上げしたはずなのに、これを下げていくということは日本が貧困国に落っこちるという意味もある
いずれにせよ、もう少しヘルパーの人件費が高ければ、人手不足にもならないから誰でもフリーパスということがなくなり、犯罪者が職を得ることはなくなるが、生活保護のほうを下げていくとヘルパーの待遇のほうは上がらないだろうから、これほど激しい犯罪でなくても、偽名で逃亡生活を送る人間などの温床になりかねない
生活保護には治安維持機能があることを忘れてはいけない
警察が、自分が取り締まりたい人間だけとりしまるという、まじめに捜査しない国だから、これに税金を使うことは無駄ではない
もう一つ、生活保護というのは、国家の見栄代でもある
ホームレスや貧しい身なりをした人間がうろうろしていると、あるいは段ボールの家に住んでいると町の美観を損なうということで、そういう人たちに生保をつけてきたといういきさつもある
以前、青島元都知事が、新宿駅から都庁に向かうトンネルでホームレスを一掃したことがあった
そのときも生保をつけたり、センターのような施設に収容したはずだ
生保というのが、なにか受ける側に恵んでやっているという発想の人が多いようだが、実は、日本が旅行にきた外国人に貧乏くさい国とバカにされないためとか、治安を守るためとか、国民の最低限の生活レベルの保障のためとか、いろいろな機能があるのに、不景気が続き、財政がひっ迫してくると、そういうこともやる余裕もないのかと思うと、暗澹たる気分になる
逃亡中、介護の仕事をしていたそうだ。おそらくは、介護士不足のため、身分照合などがかなり緩くなっていたのだろう。
最近、ヤクザが生保を受けている実態や、いわゆるガラの悪い地域で生保を受ける人が多いことが問題になっている。
元々はと言っていいのかもしれないが、今のように不景気でない時代、もう少し財政に余裕があった時代には、ガラの悪い人間、目ざわりな人間にお金をつかませて、社会の枠組みにいれるという機能が生保にはあった
ヤクザがわかっていて不正受給するような場合はよく知らないが、ホームレスや日雇い労働者については、彼らに住民登録させて、住民票を取らせたり、家をあてがったりしていた
これも、こういう人間が犯罪の世界に走ってほしくないという目的はあったはずだ
今はヘルパーなどという仕事が官製ワーキングプアと言われるほど収入が少ない
下手をすると生保以下だそうだ
ただ、本当のことをいうと、生活保護というのは、日本国民に対して、最低限の文化的で健康的な生活を送る保障である
だから、収入が生保以下なら、申し込めば差額はもらう権利がある
欧米では、生保より安い給料では人が働かないから、それが最低賃金を支えているのだが、日本の場合は、人が働かなくなるから生保のほうを下げろという
これでは貧困層の生活レベルがどんどん落ちる
裁判の判例でも生活保護でも夏場はエアコンを使ってよくなるなど、日本人の最低限の生活を底上げしたはずなのに、これを下げていくということは日本が貧困国に落っこちるという意味もある
いずれにせよ、もう少しヘルパーの人件費が高ければ、人手不足にもならないから誰でもフリーパスということがなくなり、犯罪者が職を得ることはなくなるが、生活保護のほうを下げていくとヘルパーの待遇のほうは上がらないだろうから、これほど激しい犯罪でなくても、偽名で逃亡生活を送る人間などの温床になりかねない
生活保護には治安維持機能があることを忘れてはいけない
警察が、自分が取り締まりたい人間だけとりしまるという、まじめに捜査しない国だから、これに税金を使うことは無駄ではない
もう一つ、生活保護というのは、国家の見栄代でもある
ホームレスや貧しい身なりをした人間がうろうろしていると、あるいは段ボールの家に住んでいると町の美観を損なうということで、そういう人たちに生保をつけてきたといういきさつもある
以前、青島元都知事が、新宿駅から都庁に向かうトンネルでホームレスを一掃したことがあった
そのときも生保をつけたり、センターのような施設に収容したはずだ
生保というのが、なにか受ける側に恵んでやっているという発想の人が多いようだが、実は、日本が旅行にきた外国人に貧乏くさい国とバカにされないためとか、治安を守るためとか、国民の最低限の生活レベルの保障のためとか、いろいろな機能があるのに、不景気が続き、財政がひっ迫してくると、そういうこともやる余裕もないのかと思うと、暗澹たる気分になる