「もうしわけないのですが、精神障害やてんかん持ちの人が運転されたら、やっぱり恐いです。じぶんだったら、事故を起こすのが怖くて免許をかえします。
偏見かもしれませんが、人間というのはそういうものです」(引用終わり)

その通りだとは思う

ただ、そんなことを言い出したら、障害者を福祉で食べさせるのはもったいないとか、精神障害者は殺人をするかもしれないからずっと精神病院にぶちこんでおいてほしいとか、人間の気持ち通りにやっていけば、いろいろしてほしいことがあるだろう

先進国の名乗るためにそれをがまんしないといけないから不承不承、福祉をやったり、障害者の人権を認めるという側面はある

国も貧乏になったし、見栄を捨てて先進国はやめる、ガラパゴスでいいと思えればいろいろなことはできる。福祉もやめる、障害者の人権を認めないというのも、ありえるだろう。

不愉快な法律でも、守らないと、警察の世話になる。こんなインターネットでいくらでもポルノ画像が入手できる時代でも、先進国にないわいせつ罪を押し付けられても、法律がある以上、がまんしないと警察の厄介になる。だから法律を作るときには慎重にならないといけない。児童ポルノ問題だって、単純所持という範囲が、PCのハードディスクまで含まれてしまうから、誰かが通報したり、メールで画像を送った直後に、警察にチクッたりされたら、警察に自分のパソコンの中身を全部見られることになる。何もでてこなかったとしても、「通報があったものですから」で済まされる。たまたまいたずらメールで、児童ポルノの画像が送られてきていて、気づかなかったら逮捕される。そういう法律を作っていいのかを本気で考えないといけない。

日本人は守れないような法律をいっぱい作って、警察が裁量で捕まえるかどうかを決めるから、警察の利権が強まるし、非合法黙認のようなソープランドやパチンコの換金のようなことがまかり通ってしまう

話は飛んだが、このメッセージの主の気持ちはわからないわけではないが、どの範囲の人間まで運転を許すのかはきちんと法で決めるしかない。ただ、あまりにそれを厳しくしてしまうと、JRの民営化以降、地方では移動手段がないので、隠す人間がいっぱい出てくるという問題もある。非合法黙認が平気な社会だから、隠してばれないほうが得だからだ

運転してほしくないなら、税金が多少上がっても、てんかんや精神障害者に、タクシー券でも大量に配って、彼らに移動手段を保証してやらないといけない

そういうコストパフォーマンスを考えてほしいとも言いたいのだ

さて、ほかに嫌な話を聞いた

国立である東大のロースクールなどでも、司法修習の給料がタダになったこともあるし、勉強が忙しくてろくにバイトができないこともあって、地方から下宿などしていると、平気で借金が1000万円くらいになるらしい

そういう人は、最初から、給料が高い4大とかいうローファームに就職せざるを得ないと考えるようだ

もちろん、そういう巨大法律事務所の業務は金持ちの味方の仕事ばかりである

貧乏な人や地方出身者が、たまたま頭がよかったり、勉強ができたりしても、金持ちの味方の道を選ばないといけないという制度設計には許しがたいものがある

昔のように貧乏な人が何回もチャレンジして司法試験に合格して、司法修習生にはちゃんと給料を払ってやるということがなぜ許されないのか?

法曹の世界を金持ち優遇に自民党がしたのに、それを民主党が黙認したのはどういうことなのか?

弁護士上がりが多い政党なのに、何をやっているのか?

民主党には、自民党時代の金持ち手当ともいえる金持ち優遇政策とか、世の中から貧乏人を排除しようという政策など、つつけることがいっぱいあるのに、何も手をつけない

自らも貧しい中から這い上がって弁護士として成功した橋下氏ならこれをどう考えるのかはみものだ

カープが負けるたびに、貧乏人いじめにセンシティブになる