「先生の2009年2月7日の慶応ニューヨーク学院のブログ記事の件ですが、実際、一生懸命、そこで学んでいる生徒もおり、そこに入学したいがために大変な努力をしている中学生もおり、倍率もあって
不合格者もいるなかで、「受ければ入れる状態だ」というのは、あまりに言い過ぎではないでしょうか?」というメッセージをいただいた

確かに言いすぎかもしれない

慶應側の発表によると2011年度で受験者36名に対して合格者29名

ちゃんと落ちている人はいる

ただ、ほかの慶應の付属校と比べると倍率が低いことは確かだ

私が把握している事実は、こうして落ちた人間も複数回受験することで合格する人が多い(複数回受験して入れなかった人を私はたまたま知らない)、慶應よりはるかに偏差値の低い学校で、中学から高校への内部進学ができなかった子が何人も合格している、授業料と寮費などで、年間4万ドル近くかかるので、富裕な家庭の子しか受けるのが困難ということくらいだ

ついでに言うと、優秀な方、とくに現地駐在員の子弟などで、かなりできる方も通われているということで、ビリのほうで入る人のできは、少なくとも日本の基準で行くと、ペーパーテスト学力に関してはかなり低い人も多いようだが、優秀な人もいるということで、ここの学校に行っているからと言って、たとえば通常の慶應の付属の学校に行っている人より学力が低いと言いたいわけではない

少なくとも言いすぎは事実なので、素直に謝りたい

昨日は、エンジン01のオープンカレッジの講義の日

わざわざ長野から来て下さった方からメッセージをいただいて感謝している

朝一番のセッションで、亀井真樹先生と佐々木恭子さんとで、老人医療の話をする

少なくとも今の医学教育のシステムでは高齢者の医療は難しいという話をさせていただく

夕方は、夏野剛さんと建築家の竹山聖さん、そして鳥取県の平井知事と、これからの鳥取の話をする

夏野さんはimodeの開発にかかわり、おさいふ携帯をたちあげ、今はニコ動の責任者ということで、やはりアイディアマンだ

鳥取だけは中国電力を使わないというのはどうかという過激なアイディアは面白かった

実際、知事が孫さんと話をして、鳥取にメガソーラーができるそうだし、小規模な水力発電とか電気自動車用の蓄電池との組み合わせで、家庭用くらいならまかなえるという話だ

小さな県だからこそためせることがある

夜は、たくみ割烹店というところで、夜楽

夜楽というのは、市民の方とわれわれエンジン01のメンバーで食事をし、お酒をくみかわす会だ

例のごとく好き勝手しゃべらせてもらって自分が楽しんでしまう

ただ、この店は、しゃぶしゃぶの元祖だという

もともとはすすぎ鍋とか言っていたのだが、それを大阪のスエヒロがまねをして、しゃぶしゃぶという名前で始めたら大はやりになり現在にいたるとのことだ

ごまだれという発想もここからきたらしい

元祖でもおいしくなければ意味はないのだが、因伯牛の霜降りは意外においしい

ということで、満足な1日だった

(その後、飲み会の連続で終わりは3時半になり完全な二日酔いだが)