ほんの短い時間だったが、久しぶりにTVタックルをみた

相変わらず、北朝鮮とか中国とか韓国を敵視するような内容だった

敵の敵は味方というのは、金正男がいつの間にか、開放派のいい人のように描かれていたのは少し驚いた

韓国の反日感情も、従軍慰安婦問題をからめてずいぶんとり上げられていた

確かに、つい最近までは、北朝鮮は共産主義だから(拉致問題はもちろんあるが)日本の敵、韓国は資本主義だから日本の味方という幼稚で前時代的なロジックを当たり前のように使っていた
今だって、そういう発想の人は多いだろう
冷戦がすんで20年も経つのに、未だに資本主義か共産主義の二分法で世界を見たり、敵と味方をわける

アメリカですらそういう発想から脱却して、テロ支援とかイスラムとか別の敵を見出そうとしているのに(もちろん、この二分法が正しいとか、アメリカの敵が世界の敵というつもりはないが)
少なくともアメリカは国益にかなうかどうかで敵か味方をわけている
かつての敵だったベトナムだって労働力が優秀な割に人件費が安くておいしいと思えば、そこにバカバカ工場を作る(もちろん、日本も今はそうしているが、これにも出遅れた)

もちろん、竹島問題などがあって日本にも韓国を敵視する人などが出てきているが、むしろ私はサムソンにしても、ヒュンダイにしても、日本のメーカーの市場をどんどん食い荒らしているという点で、少なくとも韓国は敵であり、ライバルであると考えるべきだと思っている
北朝鮮はかつては悪いことをやったが、今はそれほど実害はないだろう

だから、北朝鮮は敵、韓国は味方という図式は甘いと思えてならない

北朝鮮だって、本当はいろいろと使いようがある
外交のカードとして、韓国があまりうるさいことを言ってきたときに、韓国に補償するなら北にもしなくてはいけなくなるけど、北が肥えてそれでいいのかというような、カードにも使えるだろう
韓国のほうが人件費が安いから、日本製品を脅かすのなら、日本のメーカーが北に工場を作って、もっと人件費が安いことも利用できるだろう
(ちょっと今は現実的でないかもしれないが)
二つの国が敵対しているときは、相手に味方するぞという脅しはそれなりに有効なはずだ

もう一つ思ったのは、この手の番組では、韓国相手に勇ましいことをいうコメンテーターが多い
で、いつも政府が弱腰だと文句を言われる
でも、政府が弱腰でも、韓国を変える方法はある
要するに、韓国が厚かましいことを言ってきたら、韓国製品の不買を消費者がやればいい
これなら外交問題にならないし、韓国企業があわてて、政府に圧力をかけて、適当な妥協を向こうがしてくることだってあり得る
強腰の政治家がでてきたって、それに負けると向こうの国民が怒るので、逆に相手も強気で向かってくることが多い
不買の場合は、自分たちの失業にかかわってくるので、メンツを捨てる可能性が大きい

でも、今のテレビ局は韓国のメーカーもスポンサーなので、それが言えないし、そんなことを言うコメンテーターはテレビに出してもらえない
いくら勇ましいことを言っても、結局金のある奴には勝てないのが、日本の識者なのだろうと痛感した
もちろん、パチンコ屋がテレビの大スポンサーなのも影響があるかもしれない
を言ってきたら、韓国製品の不買を消費者がやればいい
これなら外交問題にならないし、韓国企業があわてて、政府に圧力をかけて、適当な妥協を向こうがしてくることだってあり得る
強腰の政治家がでてきたって、それに負けると向こうの国民が怒るので、逆に相手も強気で向かってくることが多い
不買の場合は、自分たちの失業にかかわってくるので、メンツを捨てる可能性が大きい

でも、今のテレビ局は韓国のメーカーもスポンサーなので、それが言えないし、そんなことを言うコメンテーターはテレビに出してもらえない
いくら勇ましいことを言っても、結局金のある奴には勝てないのが、日本の識者なのだろうと痛感した
もちろん、パチンコ屋がテレビの大スポンサーなのも影響があるかもしれない