昨日のブログについて、地下鉄サリン事件を起こしたほうが悪いのであって、そっちを責めるべきでマスコミには罪がない。私がそれを責めないのは、オウムの幹部に高学歴の人間が多いので、私が受験産業にいるから都合が悪いせいではないかというメッセージが届いた

私にしてもオウムが悪くないとは思わない

ただ、オウム事件について、学歴のせいだという識者も少なくなかったが、カルト宗教の信者や、それに洗脳されてしまった人間というのは、それこそ、たった一人の占い師に洗脳されて、かなり奇矯な行動をとったタレントをみてもわかるように、これまでの勉強や判断力のようなものが破壊されるので(高学歴であってももちろんそれが歯止めにならない)、教祖のパーソナリティによって、かなり危険なものになりえることは、外国の事例をみても明らかだと思う

だからこそ、有効な予防策が必要だ

あやしいと思えば立ち入り調査ができるようにすべきだし、変な形でお金を遣っていないかどうかのチェックも必要だ

それをしないからあんな事件を予防できなかった

サリン事件ならともかく、内戦まで始めようというレベルだったのだ

ところが、オウムの特殊性として片付けられ、宗教団体についての規制はそのままの状態になった

新興宗教が、さまざまな形で票をもつ日本ではそれもできない

オウムの幹部に高学歴者が多かったのは、教祖がそういう人間が好きだったからだろう

冷静に考えれば、東大卒のうちのオウムの信者になった人など1万人に一人程度のレベルだ。オウムの信者がおそらく日本人の1万人に一人くらいだったことを考えると、別に不思議なことではない

ただ、たとえば今地下鉄サリン事件が起こったとして、確かに事件が起こって、数日の間は、それ一色になるだろう。それこそ、タレントが洗脳されたくらいで、それ一色のようになる国だから

でも、その後、東日本大震災のことを1年にもわたって、ほとんど報じなくなることはあり得るだろうか?

そのくらい当時のマスコミの報道姿勢はおかしかった

昨日も講演会をやったら主催者の意図で、会場の聴衆も私も、その指示にしたがって黙とうした

死者を悼む気持ちは悪いことではない。ただ、だったら阪神淡路であれ、第二次世界大戦であれ、たくさんの方が亡くなった日にはみんな黙とうをすべきだろう。

自殺3万人が放置されている国で、特定の原因で亡くなった方だけを、国民が悼むというのに、やはり違和感があった

さて、昨日講演で久しぶりに岡山に行ったのだが、駅前にNHKの岡山放送局があって、岡山の地元ニュースを流す情報番組の垂れ幕がでかでかと飾られていた

特定のキャスターを大々的に売り出している(この若いキャスターが抜擢されるのが、親が大女優だからだどうかはわからないが)

おそらくNHKのさまざまな地方の放送局でこういう番組をやっているのだろうが、駅前で大々的にかざってあるので、やっと気づいた

どんな情報番組かもわからない

民放のまねのような番組かもしれないし、NHKのスタッフの多さが有効利用できているのかもしれない

でも、一つだけ言えることは、NHKについては、ないと困るような番組を作ってもらわないことには、お金を払う気にならないということだろう

地方では景気が悪くて、地方の民放が独自で番組を作っていい枠でも平気で東京のドラマの再放送を流したりしているという話も聞く。製作費が圧倒的に安いからだ

NHKが本気で地方ローカルの番組を作れば、それを見るために新聞代くらいの金を出す気になる人もでるだろう

あるいは、スポンサーに気を使って、タバコの害は言えても、お酒の害は言えない

まともなドキュメンタリー番組も民放ではがらっと減った

深夜枠が若者向け番組ばかりだが、昔の高齢者と違って、元ホワイトカラーの高齢者は宵っ張りが多いのに見る番組がない

視聴率を気にして、民放のまねをするより、どんな番組を作ってくれたら金を出す気になるのかを考えてほしいし、岡山の放送局が、ほんのちょっとだけ積極姿勢に見えたので、好感がもてたのは確かだ。
やっているのだろうが、駅前で大々的にかざってあるので、やっと気づいた

どんな情報番組かもわからない

民放のまねのような番組かもしれないし、NHKのスタッフの多さが有効利用できているのかもしれない

でも、一つだけ言えることは、NHKについては、ないと困るような番組を作ってもらわないことには、お金を払う気にならないということだろう

地方では景気が悪くて、地方の民放が独自で番組を作っていい枠でも平気で東京のドラマの再放送を流したりしているという話も聞く。製作費が圧倒的に安いからだ

NHKが本気で地方ローカルの番組を作れば、それを見るために新聞代くらいの金を出す気になる人もでるだろう

あるいは、スポンサーに気を使って、タバコの害は言えても、お酒の害は言えない

まともなドキュメンタリー番組も民放ではがらっと減った

深夜枠が若者向け番組ばかりだが、昔の高齢者と違って、元ホワイトカラーの高齢者は宵っ張りが多いのに見る番組がない

視聴率を気にして、民放のまねをするより、どんな番組を作ってくれたら金を出す気になるのかを考えてほしいし、岡山の放送局が、ほんのちょっとだけ積極姿勢に見えたので、好感がもてたのは確かだ。