昨日は、朝日ニュースターの『月刊 国際観察』という番組に出る

昨日の10時ON AIRのはずだ

司会の葉千栄さんは、とてもシャープな人だし、文化大革命で強制労働のようなこともさせられた苦労人でもあり、日本移住後は、受験パパでもあるという

東大の秋入学をめぐる話だったが、今回は厳しかった

慶應の富田とかいうSFCの教授、元文部省の寺脇研氏、外国人の弁護士がすべてAO入試肯定派で日本の大学受験制度に批判的だ

寺脇氏にいたっては、日本の学力下位層や大学受験をしない層の子どもたちは意欲満々なのに、東大に入るような子にはまったく意欲がないと公言する

私が反論しても、下位層の子どもを見ていないからだ、仕事を3年でやめるのが何が悪いと開き直られるが、それにも葉さん以外味方がいない

そんなこんなで、本来、東大のあり方を批判するつもりだったのに、高校までの教育批判(大学の先生の常とう手段だ、寺脇氏も大学の教員だが)がかなりまざってしまって、日本の大学の国際競争力のなさは受験教育のせいにされてしまった

私の知る範囲では、東大を出ても、できる人間、ダメな人間がいることは事実だが、東大を出てハーバードのビジネススクールなどに留学して、落ちこぼれただの、やる気がないだのという話を聞いたことはない

要するに、受験教育はそれなりに基礎学力をつけるのに役立っていて、その後の教育のよしあしが大きいのだろう

さて、そういうことで昨日はすっかり、大学受験教育や教育産業を否定されてしまったが、私は本職として教育産業を、とくに受験教育産業をやっている自負がある

文化人としてとか、大学教授としてとか、精神科医としての私が立派な人物で、受験屋とか、学習塾のオヤジとしての私は金儲けとか、名前貸しとかいうつもりは100%ない。受験業は本気なのだ。

その証拠に、住まいと塾などの距離が異様に近い

長年、本気で取り組んできた地方の子どもたちに最高の受験情報と勉強のやり方を伝える、志望校別の受験指導の緑鐵受験指導ゼミナールは、私にとっては血をわけた子どものようにいとしい

数年前、その通信教育から東大の理Ⅲにトップの成績で(東大は得点開示をしているのでわかる)に入った子がいたことは、弟子が師匠を越したような気がして本心から嬉しかった

昨日も多少話題になったことだが、日本にはまともなエリート教育はない

私の考えるエリートとは学力エリートだけでなく、多様な考え方ができたり、国や人のために役立つ人間になろうというレベルのものだが、そういう夢をこめて、和田塾緑鐵舎という小人数制の塾を始めた

ただ、東京の受験事情や受験産業というものは思ったより厳しい

既存の名門塾の人気が高く、私の名前をもってしても、実績を出さないことには入塾希望者が増えない

私のエリート教育に対する思い入れもあって、中学1年生からしか原則的に取らないということも原因の一つかもしれない

それでもやっと昨年卒業生を出して実績を出すことができた

理3の合格は出なかったが、在校生7人のうち5人が東大に現役合格した

これを父兄の方がどう見てくれるかだが

いずれにせよ、年に一度の、その塾の入塾の時期が迫ってきた

中1からしかとらないので、これを逃すと、ずっと入れないということになる

毎年、私が自ら入塾の説明会と講演会を行っている

詳しくは下記を参照されたい

http://wadajyuku.jp/KOUENKAI2012/index.html

もちろん、指定校に今年合格された方に限らせていただくが、まだ席に残りがあるということで、話だけでも聞きに来られたら、入塾されない方でも今後の6年のために役立つと信じている

講演会の案内ついでに、14日の三省堂の講演会とサイン会もまだ若干の空き席があるとのことだ

詳しくは下記に

http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2012/01/21440.html