アメブロの一級建築士は141名います。
全員にメッセージを送り、あなたにメッセージを送ったか否かを確認しています。
現段階で、99名から返事があり、送っていない、または、和田秀樹を存じ上げていないという内容です。
メッセージ頂いた方には、あなたのブログを紹介しています。
率直に質問します。本当に、あなたにメッセージをした一級建築士がいるのですか?
いるのであれば、その人のブログを教えて下さい。
私は、一級建築士の実技試験を、ペーパーテスト感覚で乗り切るノウハウを知りたいのです。(引用終わり)

というメッセージをいただいた

いっぽう、私にメッセージをおくっていただいた一級建築士(私は実在すると信じているが確認はしていない)方からは下記のメッセージ

先日のメールの続きですが、1級建築士取得については、先生は誤解してます。建築士は、国家資格の中で一番下の資格と聞いてます。差別になるかもしれませんが、東京の某ハウスメーカーに勤めていた時、「堀越(学園)の奴らでも3年で一級(建築士)取るんだからお前ら大卒も2年の実務経験が終わったらすぐヤレ。」とまで言われてました。(中略)本題。まず、資格は、建築士を取りました。2級建築士です。下っ端の時に、負け組の私は短期で専門学校にも行きました。(お金を安くしたかったので短期)情報を買いました。忙しかったので何回かしか行けませんでしたが、暗記で学科合格。図面は、そのあと学科が合格わかって真面目に遅くなっても行きました。図面も学校が研究していたので図面8パターンを暗記、時間内で描くだけです。2時間30分で描くクセは、一級建築士でも役に立ちました。翌年、1級は学科も真剣にやりました。専門学校では、(負け組の私は、また縁起を担いで行きました。)過去10年分厳選問題集を配ります。学校の方も統計をとって、もしかしたら問題作成者から情報をもらっていたかも・・・。それを暗記です。学校の方も「3回~5回問題集をやってください。」それを暗記しました。普通にやれば時々の小テストを合わせると5回になります。学校は記憶と脳の働きから言っていたみたいです。それと情報では、問題5択のうち80%が過去問、新問題が20%でテストが作られているそうです。宅建と同じでしょ。解らない問題や説明は、ノートに書いてテスト5分前見直しでしたよね。今思うと学生の頃より勉強してました。難しい問題にもチャレンジして(パターンの暗記です。暗記の方が短時間で頭の中が整理されて本当に少ない時間で効率がよかったです。)構造計算は毎年5問程、物理の公式の暗記でどう使うかです。パターンの暗記です。難しいから5問捨てると言う人もいましたが、私は大事に5問取りに行きました。(法規がやや苦手なため、取れるところは取りたかったから。法令辞書引くの遅かったから)。あっそれと久しぶりにノートやテキストに一枚めくると「明日がテストだと思ってがんばる」「テストは2つ受けるつもりでがんばる」と書いてありました。これは、私が集中力ややる気がない時に書いて自分に言い聴かせた言葉です。今でも負け組から同級生に追いつけ追い越せでおもってます。でも・・・泣けてきますね・・・(略)ちなみに今度は、私の資格が評価されたかどうかは知りませんんが、1級建築士の学科、図面どちらでもいいから講師をしてみませんか?と誘いがありました。でも仕事が忙しいのと、負け組の履歴書を見られるのが嫌で断りました。でも講師として授業をしたなら最初に「受験は要領」の本を買うように勧めました。(引用終わり)

要するにこの方は、私のパターン暗記の考え方が資格試験の受験に役立ったと言って下さっている。実はそういう声は私もよく聞く。なんにせよ、感謝されることはありがたいし、嬉しい。

個人情報の保護ということもあるので、その人の了承がない限り、その人のブログを紹介する気はないが(この方も実は、アメブロではブログをやっていないと思う。私にメッセージを下さるためにエントリを取得されたようだが)、これだけの内容を書く人がいて、私にはニセの一級建築士だとは思えない

ただ、私の場合、お金をいただく原稿を除けば、もちろん意図的な嘘や噂話を流す気はないが、たとえばこの手のメッセージやいろいろな人から聞いた話で、私個人が真実だと信じれば、ブログに載せる
真実かどうかの裏をとる経費もかけられないし、時間がないからだ

私が嘘だと思うのに書くことはないので、私から見た主観的な真実を書くということだ

これからブログを読む方もそのつもりでいてほしい

ところで、いまだに朝日ニュースターの寺脇研氏の発言は腹にすえかねている

高校生に受験勉強をやらせるから高校生の意欲が奪われ、勉強が嫌いになる
やめさせてAOのような入試ばかりになると意欲が出る
その証拠に、受験勉強にかかわっていない下半分の子どもは意欲がはるかに高い
会社を3年でやめるのも、自主性が高いからであって、無責任だったり、いい加減だからでない

というのが趣旨のようだ

では、受験競争のさかんな韓国や中国の子どもたちのほうが意欲が高いとされるのはなぜか?
アメリカでも、エリート層は意欲が高くて(昔はAO型の入試が盛んだが、今はかなりペーパーテスト学力が重視される)、そうでない層の意欲が低いようだ
それ以上に、私は、自分の通信教育で雇っている東大生をみる限り、彼らの意欲は決して低くない
地方に講演にいくたびに、低学力層や大学進学をあきらめているような層の意欲(昔なら、すし職人とか大工になってでも、大学に行った奴を見返そうとしたものだが、今はそういう覇気のある子どもがすくないそうだ)の低さが問題にされるのはどういうことなのか?

私の反論に対して彼は「和田さんは下半分の子どもたちを見ていないからだ」と一笑される。彼がどのくらい見ているのかわからないが、彼の所属する京都の造形大学は学力は低いが意欲満々の学生ばかりだそうだ

ついでにAO入試の推進者の富田とかいう慶応のSFCの教授に言わせると、SFCの卒業生はみんな社会で大活躍しているし、就職率も抜群だそうで、慶應でも三田を蹴ってくる人が殺到するような人気学部だとのことだが、私が知る慶応の学生とかから聞く話とあまりに違う

こういう人たちは、自分の語る話を主観的真実として語っているのか、本当の真実を知っていて、テレビでは都合のいいことを語れるのか?

そして、彼らの言うことにどの程度の根拠があるのか?

これについてのメッセージ(とくに情報提供)は歓迎する