昨日は、やはり映画のMAの仕事

本当に映画の仕上げというのは、面白い

昨日、音楽を入れたところに効果音をのっけるだけなのだが、セリフと効果音と音楽のバランスを決めていったり、タイミングを変えたりして、ちょっとずつ変わっていく

13分ほどのワンロールのマスターを作るのに2時間くらいかかるのだが、それだけの価値がある

さて、映画狂いは当分治らないが、先日の勉強会の2次会で、経済評論家の山崎元氏が面白いことを言った(書いていいと信じて書きます。まずかったら山崎さん教えてください)

日本の貯蓄を国債の発行残高を越すのは時間の問題という話

国債は果たしてデフォルトするのか?

日本の場合、そうなったら、海外に売るのでなく、日銀が買うだろうというのが山崎氏の予測だ

私も実は、そうすべき論者だ

ただ、そうなると思わぬおまけがある

要するにお札の刷りすぎ状態になるし、外国からの日本銀行券への信頼状態が下がるので、軽いインフレと円安が起こる

ここまでが山崎氏の論で、以下はそれを聞いて私が考えたことだ

実は、私はインフレというのは、いくらお札を刷っても、価格に転嫁できないと起きないと思っているが、円安は十分考えられると思っている

軽いインフレにせよ、円安にせよ、現行の日本経済には確かにメリットの大きいことだ

ただ、外国はそれは嬉しくないのだろう

なんらかの外圧を感じてか、外国からの意見を素直に信じるブレーンをさらに素直に信じたのか、これ以上国債を増やさぬように消費税を上げると野田首相は主張する

何も、超円高のタイミングでやらなくてもいいのに

日本の企業の業績悪化が予想されるので、株は下がるだろうし、逆に日銀券の価値は下がらないので、円高は止まらない

ダブルに日本には損なことだ

経済にはタイミングがある

ただ、賢い人にはそれがわかるのだろう

円高で為替介入でドルを買わされて、結果的に米国債を買わされているという話題になった時に、東さんも上杉さんもものすごくレスポンスがよかった

自称経済通の私でなくても、頭のいい人は似たようなことを考えるのだと、ちょっとほっとした