昨日はエンジン01の教育委員会

その中で、また新たなプロジェクトを石巻でやる話になっていた

とくに震災遺児、震災孤児を救うプログラムらしいが、途中から聞いていたので、きちんと理解できなかった

第一、私が誘われた話ではない

私も今回の震災の被災者に関心がないわけでないし、いわきの原発で働く人たちのためのボランティアにも行っている

ただ、被災者以外にも救わないといけない人たちもたくさんいるような気がしてならない

父親が特定疾患の難病、母親は病死、本人は29歳で高卒という方から、どうやったら格差社会から脱却できるのかというメッセージをいただいた

数年勉強してきたが、途中で挫折する、ただし勉強した現代文と政治経済では、センターでもほぼ満点をとったとのこと

経済的なゆとりのなさのために落ち着いて勉強することができず、親との言い争いも多いため勉強がよけいにできないという悪循環もあるという

こういう話を聞くと、本当に日本もアメリカのように格差からの這い上がりが難しいのだなと思ってしまう

私の同級生にも、自動車の修理工から一念発起して、東大の理科Ⅱ類に合格後、4年かけて医学部に入り直した人がいる

執念というのは大切なのだろう

一つ言えることは、受験勉強というのは、毎年、毎年点数を伸ばしていけばいい種類のものだということだ

たとえば、東大に入りたいという話でも、今年440点満点で150点だったとして、来年200点になり、その次の年に250点なら合格ということになる

あきらめたら負けだし、そういう点の取り方については、私もあちこちで書いている

でも、昨日、エンジンで三枝さんとも話していたが、今の格差社会はなんとかしないといけないと思っている

被災者には同情がいくいっぽうで、生活保護の打ち切りは当たり前のものとされる

最低限の生活を保証すると同時に、這い上がれるチャンスを確保できる程度の援助をこういう人にしてあげてほしいとつい言いたくなる

ちょっと贅沢をする際に、なんとなく嫌な感じがするのも、やはり格差社会の実情を知っているからだ

そういう居心地の悪さと比べると、税金を(もちろん消費税でなく累進課税を)きちんと取ってもらったほうが気が楽なのだが