昨日は、私の出ている勉強会の中で、いちばん賢い人が集まる日本構想フォーラム

今回の講師は経営共創基盤のCEO、冨山和彦先生

産業再生機構を事実上たちあげ、41社を支援した大物で、私と同い年なのに風格が違いすぎる

で、日本経済の現在の状況と「経営者」の問題点についての冨山先生の分析は鋭い

経済学者が心理学音痴だという指摘はわが意を得たりという気にもなった

あと、冨山先生のような勝ち組の中の勝ち組のような人でも、所得再分配論者であることも嬉しかった

ただ、冨山先生に限らず、波頭さんも、茂木健一郎さんも、みんな少数のエリートが日本を引っ張っていく論者だということは、私には若干の疑念があるし、もっと首を切りやすくしないと日本経済がよくならないというのには、おそらく心理的なものだろうが、抵抗がある

ただ、そのために日本のエリート教育がぬるいし、貧困すぎるのも事実だ

茂木さんや冨山先生は、入試問題を変えろという

私は、むしろ大学教育がひどすぎる論なのだが、彼らと同調できたのは、むしろ東大の定員が多すぎて、中途半端な秀才がいっぱい入ってくるという点だ

たぶん、それは正しい

だから私の勉強法でもたくさん合格するのだろう

私も東大以上のエリート学校を作るべきという立場だ

そのためには金持ちの力が必要だ

たとえば、東大合格、京大合格くらいを受験資格にして、定員300名程度の大学を作る

そして、優秀な教授陣を集めると同時に、入学者には年間1000万円程度の奨学金を給付するというのはどうだろう

そのくらいの条件なら東大を蹴ってくる人はたくさんいるだろう

東大を出た社会人にとっては1000万円はへのような金でも、高校卒業生なら、目のくらむような金のはずだ

年間たった30億円で、優秀なやつをごっそり集められる

東大合格を入学の条件にしたら、偏差値も、設立の年から東大を抜かすことになる

こういう名誉が手に入るなら、自分の名前をその大学につけていいのなら、全財産が1000億円くらいの人ならできる話なのだが、日本のスタンフォード(これも個人の名前だ)になろうという人はいないのだろうか?