昨日は、非常に充実した一日で、寝起きもいい

こんな日は久しぶりだ

福島の原発で、浜通りと言われる地元は潤ったはずだが、ほかの地域にはメリットがなかったというメッセージをいただいたが、別の人からのメッセージだと、原発のある県とない県では農業の補助金が違うというメッセージもいただいた

私の側で真偽の調べようがないのが残念だが、いろいろな考え方や情報があることを知るのは、私にとってすごい知的刺激だ

私の基本的な立場として、いろいろな考え方があることこそがとても重要なのだ

どれか答えを一つと考えるべきでない

実は、一昨日の講演、昨日の午前中の講演、そして今、子育て本のゲラが二冊ほどきているのだが、そのいずれにも共通して主張していることがある

それは、子供は一人ひとり違うから、子育てや勉強法も一人一人違うということだ

学校であれ、予備校であれ、全員に同じ講義をするから、わかる子どもとわからない子どもが出てきたり、できる子どもとできない子どもがでてきても当たり前の話だ

私がやっている通信教育にしても、一人一人、本人の元の学力と志望校に会わせて別の宿題を出す

でも、それですら不十分だと考えている

一人一人動機づけも違うし、能力特性も違う

覚えものが得意な子どもと、考える問題が得意な子どもなら、それに合わせた課題の出し方や受験戦術がある

医学の世界でも、高血圧であれ、糖尿病であれ、いろいろな慢性疾患に対して、これまでは標準治療を重視していたが、患者の体質に合わせる漢方的な考え方が、欧米では再評価されている

今回は子どもをもつすべての親御さん(今、うまくいっている人は今のやり方を変える必要はない)に言いたいことだが、今、たとえば勉強ができないとか、子育てがうまくいっていないとかいう場合、95%以上の確率で、やり方が間違っているというより、やり方がその子にあっていない

私の本に限らず、そういうことのヒントの書いてある本はうなるほどあるので、試せるだけ試して、もちろん本に書いてある通りでなくても、親御さん流にアレンジして、自分の子どもにもっともあった子育て法や勉強法をみつけてほしい