この数年、毎年呼ばれている世界文化賞のパーティに行ってきた

フジ・サンケイグループのサポートで、日本美術協会が、毎年芸術家を表彰するイベントで、今年は小澤 征爾さんを含め、5名の有名な芸術家(私は無教養なので名前をみんな知らなかったが)の方が受賞された

で、授賞式には出なかったが、その後のパーティに出る

美術協会のトップである常陸宮殿下はもちろんのこと、野田首相がかけつけて祝辞を述べ、乾杯の音頭はオックスフォードの総長だった

なぜ私が呼ばれているのかが謎なのだが、一張羅のタキシードをきての出席になる

このブログの読者の方ならわかるだろうが、私は偉い人が苦手である

おそらくはひがみ根性からなのだろうが、偉い人が偉そうにしていると不快になるし、偉そうにしていないと、やはり偉い人は違うと卑屈になってしまう

野田さんは偉そうにしていたわけではないが、あまりにスピーチにウィットがなく(次がオックスフォードの総長なので、よけいにそう感じさせてしまった)、公務とかでたくさんの人に囲まれて、さっさと退席していったので、私のひがみ根性が、不快感を覚えたようだ

ただ、場の雰囲気は、おおくの偉いオーラがたちこめていて、自分がいかに小人物かを感じさせてしまう

要するに、このパーティもおそろしく平均年齢は高いが偉い人の集まりなので、なんか苦手意識がぬぐえない

ところが根が俗っぽいので、よばれるとホイホイ行ってしまうのである

毎年、主催者のご配慮があって、同じテーブルには話しやすい方といっしょにしていただいているようだ

前は、坪内ミキ子さんと日本映画大学の学長の佐藤忠男さんと同じテーブルになったことがある

確かに映画の世界の大御所だし、とてもためになったがとても緊張した

今回は、外交の世界の大御所の田久保忠衛さんがお隣だった

私がちょっと反米なところがあるので、嫌われているのでないかとびびっていたが、とてもフランクないい方だった(仮に不快なところがあっても、そのそぶりを見せないところが大人なのだろう)

で、もう片方の隣は、林真理子先生

偉い人なのに、これだけ話しやすいと本当にほっとする

ということで、ワインのセレクションもよくて飲みすぎてしまった