昨日のブログに対して、さっそく卑しい金持ち(脱税農家)の話をメッセージで送ってきてくれた方がいる。

東大卒の私がこんなことを書くと本当に嫌がられるし、私自身、いっぱい音楽家の友だち、そのほかの芸術家の友だちがいるのに、一切それを理解しないし、そういう教養を高めることに時間もかけない無教養者だが、有名な音楽家の先生が、コンサート、オペラそのほかに協賛をつのると東大卒の社長の会社は、たいがい金も出してくれるし、音楽の話が通じるが、成り金の会社はダメだという

東大出ているだけで、教養もないと社会的に成功できないから、結果論としてそうなるのかもしれないが、今のように金儲け一筋が偉い時代より、学歴競争の勝ち残りが、さらに競争して社長になって、それなのに、親の後をついだ中小企業の社長よりはるかに安い給料という会社が多かった時代のほうが、いやしい金持ちは少なかった気がする

さて、貧富の格差をつけることはパンドラの箱をあけるようなものだ

オバマも当初は、金持ちに税金をかけて格差の問題を解消しようとしていたようだが、結局、選挙資金などのことがあって、それが事実上できなかったようだ。


ヨーロッパでさえ、格差を少しずつ拡大する方向に向かっている

福祉をやると国が潰れるという脅しがじわじわと浸透してきているのだ。

だとすると、世界中で庶民が貧しくなるということを意味する(新興国だけは中流が生まれる可能性があるが)

つまり、金もうけをしたければ、貧乏人相手の安売り競争に勝ち抜くか、外国の金持ちが買う気になるものを作るしかない

日本の経営者たちは前者をえらび、ユニクロの柳井氏のような人を奉った

しかし、そのおかげで、日本製品は高くてもあこがれの商品でなくなった

外国の金持ちがほしがる日本製品はどれだけあるのだろう?

どうせ格差社会にするなら、その先を見越さないといけないのに、それもないまま、金持ちの強欲に任せて作った格差社会は、結局、発展途上国型の社会への逆戻りにすぎない

しかし、発展途上国は通常、もっと発展するし、若年人口も多い

衰退途上国なのに、経済だけは発展途上国型では、年寄りはどうなるのだろう