本日は、東京国際ブックフェアの講師

私のような無名な著者に1600人も聴衆がきたとのことで驚くほかない。主催者もこんなに集まると思っていなかったらしく、会場が足りなくて、中継で私の講演を流す別の部屋を用意したそうだ。

テレビしか見ない人には無名でも、本を読むインテリには好かれていると思うと、名誉なことこの上ない。

およそ、読書と無縁な少年時代を送っていた私が読書の勧めをするのは気恥ずかしいが、小説や物語文を読むのだけが読書ではないと開き直ったことが今の文筆業生活につながっているのも確かだ

午前中は、子供のメンタルヘルスの本の口述筆記

自殺予防教育の話題が出たのだが、保健体育の時間や無意味な総合的な学習の時間をやるくらいなら、子供の(大人になってからも含む)自殺予防やメンタルヘルスのためにも、きちんと自殺予防教育をすべきだろう

実際、日本のテレビ局は、危ないか危なくないか確定していない原発をたたくなど、人の命を最優先んいするふりをしながら、金儲けのためなら人殺しも平気でする

自殺報道のガイドラインを守っていない先進国は日本くらいだし、アルコール依存症が200万人、ギャンブル依存症が200万人いても、スポンサーだと思えば、平気でCMを流し続ける。酒の広告については、WHOもやめろと勧告している。

こういうことを学校で教えるべきなのではないだろうか?

テレビ局の人間は、アイドルと仲良くしたいからなのか、芸能プロダクションに頭があがらないからなのか、やせすぎモデルを礼賛しているが、身長160cmなら55kgが標準体重なのだと学校で教えるべきだろうし、その80%を切るようだと脳や子宮の発達が悪くなることも学校で教えるべきだ

こうやって学校がメディアリテラシーを教えていけば、多くの若い命が奪われたり、健康被害を受けたり、あるいは、将来脳や子宮が成長しないおかげで、子どもが産めなかったり、知的レベルが低いという状況を少しでも避けられるだろうし、テレビのいうことはなんでも正しいというくだらない思い込みから子どもや地方の人を救うこともできるだろう。

テレビは偉くて、学校の先生はダメという、日本の教育に悪影響を与えている価値観にも多少の鉄槌を食らわせ、学校の権威の回復につながるかもしれない

テレビは、人の命など考えないで、国際的な規則も破り、金儲けばかり考えているインチキなメディアだとことあるごとに生徒に教える

日教組も、マスコミにやられっぱなしになっていないで、私の『テレビの大罪』でも大量購入して、マスコミと戦ったらどうか?

テレビ局の力で、書店ではほとんど買えない本になっているが、新潮社に直接頼めば、新潮社がいくら日教組を嫌いでも売ってくれることだろう

教員の組合というのは、だだをこねるための組織てなく、生徒の人権や命と、教師の待遇確保のために闘う組織なのだから