私の住むアブダビはじめアラブ諸国では、パナソニックなど日本メーカーの影は本当に薄く、LGやサムソンに情けないほど圧倒されています。売り場店員も「日本の会社のは中国や東南アジア製だから、韓国製品の方がいいよ。」と勧めます。(以上、引用終)

というメッセージをいただいた

私自身は、このメッセージの主のおっしゃるように日本がもっと企業への課税を安くするなどして、企業を優遇していたらこんな風にならなかったとは思っていない。法人税を安くしたほうが、利益を出すインセンティブが上がるので、むしろ海外生産にドライブがかかったと考える口だ。

ただ、この情報の貴重さには変わらない

日本に来た中国人旅行者は、日本のブランドであったとしも、made in Japanでないと買わないで、ぽいっとしてしまうという

国際競争力は価格競争力だと信じて、わざわざ生産拠点を海外に移すアホ経営者しかいない国では、むしろ豊かなアラブ諸国の市場を落としているし、おそらく近々、中国市場でも同じ目にあうだろう

もちろん、日本人を雇用しなかったり、安く使った罰があたって、日本でも売れないという構造になる

解決策には賛否両論あるが、現状分析では、『デフレの正体』は日本の経営者たちにもっとも呼んでほしい本となっている

さて、本日は24日ON AIRの爆笑問題の2時間スペシャルの番組の収録

とにかく、生放送は危険ということで、収録の番組しか回ってこない

実際、本日は4時間以上回していたから、2時間番組で正味100分として、VTRが全体で4,50分あったから、200分の撮りを50分に圧縮するはずだ。

私の発言が仮に過激なものがあったら、残るほうが奇跡なのである。

本日は、さまざまな天才を育てる教育の特集をやっていた

それについてコメントをするわけだが、どんな教育法が紹介されていたかは、勝手に書いていいかわからないのであえて触れない

その教育法については、私もそれなりに納得したものもあるし、納得できないものもあった

前にも書いたかもしれないが、すべての子供に通用する子育てなどないから、合わなければやめればいいし、いろいろ試してみるのは価値のあることだ

ただ、スポーツの世界はどうかはわからないが、英語も含めて、勉強の世界や社会に出てからの成功という点では、幼児期までに成功しなければならないという考え方には、まったく与しない

確かに子供時代の基礎学力は大切だが、幼児期に「神童」や「天才」になる必要はない

もちろん、子供が自信をもつことも大切だ

自分を賢いと思っている限り、子供は勉強などを嫌がらないものだからだ

しかし、一つだけ言えることは、アメリカなどは血眼になってやろうとしたことだが、天才教育で天才を何人も出したという例はないということだ(一人や二人、すごくうまくいった例はあるが。これだと生まれつきのものか、教育メソッドとして優れているのかわからない)

私自身、東大生や自分の周りを見ていて、幼児教育のおかげという人をほとんど知らない

幼児期までになんとかしなければと焦るより、まず「普通の」基礎学力をつけて、自信をなくさせないようにもっていくのが、無難な幼児教育だと私は信じる。