生活保護を受けている若い女性に私の映画を見せたら泣いてくれたというメッセージ

非常にありがたい話である

私自身は、自民党から民主党に代わっても変わらない福祉打ち切り路線には反対であるが、国民がこれだけ洗脳され、マスメディアも強者の味方である以上、飢え死にする前に立ちあがるお手伝いもしなければならないと思っている。少しでも救いになったなら作った甲斐がある

何度もいうが、私は若いうちの競争は必要と思っているが、価値の固定した社会も、弱者に優しくない社会もへどが出るほど嫌いである

子供に勉強させるのは可哀想と言いながら、勝ち組を享受して、消費税を上げるのはいいが、累進課税を強化されると困るというエセブルジョワ評論家とは違うのだ

というのも、5月の自殺が2年ぶりに月に3000人を越したそうだ。

おそらくは、震災で家を失った人、職を失った人の影響も大きいだろう

実は、自粛ムードの中で食べられなくなった飲食店のオーナーも多いらしい

地方にまで不景気が波及しているのも事実だし、復興費用を優先させるために福祉打ち切りの方向性もありそうだ

復興費用は土建屋に回るので、自民党はあわてて大連立に入りたがっている

民主党もそれが渡りに船になっている

谷垣氏に相殺をやらせて、ちょんぼをさせて次の選挙でまた民主党が勝つ戦略もあるらしい

でも、一つだけ言いたいのは、震災で亡くなった方も可哀想だし、その家族も可哀想だが、そのあおりで自殺する人も可哀想だし、家族については自然災害の被災者の家族より、自殺者の家族のほうが、鬱を含めて心の病になりやすいのは、動かすことのできない統計的事実だ

私は精神科医として、自殺は自業自得の自己責任だとは絶対に思わない

過度な自粛ムードや被災地にばかり政治の焦点をあてることが、被災者より多い年間3万人の自殺をもっと増やすことはまず間違いないことが、この数字から感じられた