子供手当てについて、各種控除が減らされたから、ある一定の収入層の人にとっては、子供手当てをもらっても赤字になるそうだ。

おそらくはそうだろう。

高額所得者にまで子供手当てかという批判があったが、この手の控除が廃止されて税金が増えるという事態がほとんど無視されてしまう。

自民党という政党は、減税はいいが、手当というような形で金を配るのはよほど嫌いなようだ。

確かに、減税というやり方のほうが、手間はかからない。

ただ、気づかれにくいのも事実だ。税金を10万円減らしてもらうより、税金はこれまでのままで、10万円配られたほうが、得をした気がするので、景気浮揚効果があるかもしれない。エコポイントも景気浮揚効果や消費刺激効果があった。

今回も面白いテストケースのような気がした。うまくいかなければやめればいいだけの話だ。うまくいく前から、野党との妥協のためにやめるなら、なんのための投票かわからない。

情けないのは、ばらまきだという自民党の反対に対して返すことばをもたない民主党なのだろう。

本日は、エンジン01の教育委員会

エリートの座をなげうってなのか、休職という形なのかしらないが、とにかく震災前はビジネスエリートだった人たちが、今、東北地方で、子供たちの支援をしているということで、その方々をゲストに呼んでお話を聞かせていただく。

確かにエリートだけあって、イケメン揃いだ(我々の頃との違いかもしれない)

ただ、避難所の食生活について聞かされて唖然とする。

朝はおにぎり1個だったり、昼はパンと牛乳らしい。

夜はお弁当がでているようだが、まともな調理ができないのは、やはりある種の規制のためのようだ。

そして、責任者が、食中毒などの事故を恐れて、なかなかOKをしない。

ただ、単純に子供たちの栄養不足、とくに蛋白不足が気になる。

ビタミン類やミネラルだって心配だ。

サプリを配ろうとしたら止められた話も聞いた。

日本は飽食の国のように思われてから栄養不足について論じる人が少なくなりすぎだ。

高齢者だって、胃瘻を作って、栄養が直接胃に入れられるようになって、寝たきりでもずいぶん元気になっている。

逆に高齢者が鬱になって食事を摂らなくなると如実に元気がなくなる

いちばん悪影響を受けるのが、若い女の子も過度なダイエットだ。

芸能プロダクションと結託した、人殺しメディアであるテレビ局が、やせ形のタレントばかりを美人扱いして、思春期の子供にまねをさせる。

160cmだと47.8kgを切るようだと拒食症の診断基準の一つを満たしてしまう。45kgを切ると重要臓器の形成に悪影響を与える

でも、多くの女の子の目標体重は平気で45kgより少なかったりする

子供がちょっと死ねば法律を変えろと騒いだり、飲酒運転を厳罰化したり、学力低下対策よりいじめ対策をしろと叫んだり、医師を逮捕しろと騒いで医療崩壊を招いたりするテレビ局が、やせすぎタレント問題については、なんの対応もしようとしない

これは『テレビの大罪』で冒頭に非難したことだ。

テレビによって、かくして年間100人もの人間(これは小中学生の自殺の総数の2-3倍にあたる)が飢え死になどの、栄養不足のために死んでいるのだが、それ以上に、臓器の発育障害で、将来、知的機能や妊娠機能に悪影響を一生与えられてきたし、今後も与えられる女の子は万単位で存在するだろう。

私は高齢者の問題でも、子供の問題でも栄養不足の危険をずっと考えてきた

老化予防のためにも栄養は大事だし、十全な発育のためにも大事だ

マスメディアの金もうけのため、テレビ局の人間がちゃらちゃらと若いやせすぎタレントと遊ぶために、これだけの犠牲を負わされる反面で、被災地の子供たちは本当の栄養不足、少なくとも深刻な栄養の偏りになりかねない状態でいまだにい続けている。

これはショッキングな話だ。

缶詰でもなんでもいいから、子供(思春期くらいまでを含む)にきちんとたんぱく質を取らせたり、ビタミンを取らせたりできないのか(戦前、たくさんの若い人が結核で命を落としたのも栄養不足や偏りが原因だ)を本気で考えた。(もちろん、大人だって栄養不足が続くと老化する)

そういう意味で、このチーム立花の活動を心から応援したい。