大型連休の前で、道も混んでいるし、銀行も混んでいる

久しぶりに都内が都内らしくなっている

何のニュースか忘れたが、石原慎太郎知事が、世田谷区長になった保坂展人氏を批判していた

この人は、東京の公教育をぼろぼろにして、貧乏人が東大に入れなくした張本人のような人だ

しかし、何のセクトか社会党に顔がきいて、まともに選挙で票をとったことがないのに、比例復活のような形で議員を続けていた。供託金没収で議員になったこともある

やっと国会から消え失せたと思ったら、なんと世田谷区長になったというわけだ

昔の美濃部都知事も真っ青のような形で道路の拡幅を広げるのをとめ、環八の下の高速の建設も止めるという

原発も反対派だ

おそらく世田谷ではゆとり教育の権化みたいになるだろう

ただ、もともと世田谷区民は公教育を信じていない。中学受験率は7割という話も聞くし、学校によっては2月1日にクラスで数人の生徒しかこないので、学校のほうで休みにしているくらいだという

だから、この男が区長になっても世田谷区出身者が東大に入る数は変わらない

しかし、世田谷区の貧乏人の子は、ますますひどい「ゆとり」教育を受けることになるだろう

しかし、いっぽうで、タレントブーム、自民党ブームの中で、あえてバリバリの左翼を首長に選んだというのは、世田谷区民の良識であり、余裕なのかもしれない

貧しい人間は、自分たちを苦しめるタレントや右翼を選挙で選び余計に貧しく、苦しくなるのだが、政治に頼らない世田谷のほうがかえって左に票を入れるというのは、日本の格差社会の縮図を感じさせられた