福島の実情を伝えてくれるブログを教えてもらうメッセージをいただいた。

大変なのはよくわかった。

なんとかしたい気持ちにもなった。

ただ、やらなければいけない課題は実はいっぱいある。

震災被害の問題がクローズアップされている中、よその地方で、自殺する人が毎日80人いる。年間に直すと3万人以上だ。日本人の場合、いっぽうに同情が集中する際に、残りの苦しんでいる人間が忘れ去られてしまうことが、精神科医として胸が痛い。

おそらくは、私のように余計なことを考えない純真な人に力を貸して下さいというメッセージを送ったほうが有効だとしか言いようがない。不快に思われるのは承知だし、東京でこんなことを言うのは不謹慎かもしれないが、そういう人のことがどうしても気になるし、だからこそ、これまでもメンタルヘルスの問題と格差社会の問題を訴え続けてきた。

東京は固い地盤と、広い土地がないから原発は無理というメッセージもいただいた。

埋立地に原発が作れないのかは私にはわからない。誰も東京に原発など作ってほしくないだろうから、こういう話が印篭になるのかもしれない。

このメッセージが事実なら、電力の確保もままならない場所が首都で居続けるのは無理なのではないかと思った。

消防隊や自衛隊をヒーロー扱いすることに疑問を感じています。
自ら志願したのか命令されて派遣されたのかは分かりませんが、いずれにしても、彼らは仕事としてそれを選んだのであって、それをヒーローとして讃えることに違和感があります。(以下引用)

実は、私もそういうところがちょっとある。

危険な職業であるゆえにほかの公務員より若干給料がいいという話も聞いている。

少なくとも、自衛隊が危険なところには行かせない、危ないことはしないというのなら、仮に戦争になっても国は守れないことになる。

JCOで実際に臨界になる事故が起こった時も、自衛隊はそれを止める仕事をせずに、民間企業であるJCOの職員が決死で内部に突入して臨界を止めた。

もちろん、頑張っている自衛隊員や消防の人たちは称賛に値するが、JCOのときは今と比べ物にならないくらい危険な臨界状態にあったのに、突入した人がいたことは忘れてはならない。

テレビ局こそが電力の無駄遣いなのではというメッセージ。

その通りだと思う。あと、こんな事態なのだから、各チャンネルが当番で、1局くらいは地震関連のニュースを流すべきだと思う。

まだ、行方不明者の捜索は続いているのだ。

不謹慎ついでに言わせてもらうと、本日は、私の塾、和田塾の合格パーティだった。

自粛しようかとも思ったが、6年もがんばってくれて、最後まで残ってくれた7人のうち5人東大に入ったことも含めて、祝福される権利を奪うことに抵抗があった。

昔の講師の人たちも来てくれた。

私の応援する福島、いわきの学校の生徒が東京に疎開している子供が多いそうで、私の塾の自習室を貸すという話もでている。

今、ろくなことはできないが、長期的な目で福島の教育について、地震で教育のチャンスが減って受験などで不利になった生徒について、応援できることは応援したい。