とあるジャーナリストの人と日本が中国に買われるのかという話をした。

日本人のメンタリティとして、外国に日本企業が買われるのに抵抗感があるのではとその若いジャーナリストが言う。

日産のときもまったく抵抗されなかったが、結局、リストラをされ労働力が買いたたかれ、利益はフランスのルノーの本社とカルロスゴーン氏にいったが、ほとんど歓迎された。その間、日産は利益は出すようになったが、とくに人気車を出すわけではない、ホンダにシェアも抜かれたという話を私はした。

日本人は、資本主義が優れている、資本主義のルールに従うべきだという洗脳を受けているように思えてならない話になった。

中国なら抵抗があるかもしれないが、今のルールでは拒絶できない。

そして、日本の労働者ははいくら搾取しても、ストも打たないし、手抜きもせずに働くから、「ちょろい」と白人のゴーン氏が思うように、中国人も中華思想で日本人はやはり劣等国民だと思うのではないかと悲観論を私が論じた。

ストで思いだしたが、昔は公務員の給料より民間のほうが安ければ労働者はストを打って、公務員以上を求めた。公務員はスト権がない。

ところが今は、民間の労働者は、企業が空前の収益をあげていても、ストをすると競争力が下がると信じ込まされ、ストで自分の給料を上げてもらうことより、公務員の給料を下げろと政府に要求する。

こんなに金持ちのやりたい放題の国で、まだ経営者が日本人のうちは救われるが、外国人になったら植民地と同じである。

外国人に儲けさせるためにあくせく働く、給料を値切られ、リストラにあい、儲けは本国にもっていかれる。

北方領土や尖閣列島の問題を騒ぐのもいいが、日本国全体が近々、合法的に中国かどこかの植民地になる危機を考えたほうがいい。