本日も鋭いメッセージがいくつか。

以前、私が管理教育の愛知や富山の進学実績がいいが宮崎は違うというメッセージをいただいた。

これについては、秋田、青森の進学実績(これらの県は小中学生の学力テストでは全国トップレベルである)の悪さについて、拙著『公立高校の東大合格力を高める本』でかなり詳しく考察したので、読んでほしい。

宮崎の教師は要領型の勉強を認めないらしく、私が講演にいった塾の社長(私より若い私の元読者の方だ)も、東大の赤本で合格者の最低点をクリアしたことを示しても地元の大学しか受けさせてもらえなかったことを憤慨していた。

勝谷氏問題で、彼ら小沢一郎氏の政治団体から50万円の講演料をもらっていることを調べてきた人から、それで小沢擁護を一貫して行っているのではという。

何度も言うが、現時点では(未来永劫かどうかはわからないが)私は勝谷氏に不快感をもっているし、嫌いである。

しかしながら、それでも、これが勝谷氏が小沢氏擁護の理由だとは思えない。

嫌味な言い方かもしれないが、官房機密費のようなまとまった金ならともかくとして、この程度の金でなびいたり態度を変えるジャーナリストは、影響力のある人の中ではいないだろう。

私自身は、自民党の機関紙に出たことはあるが、講演会には出たことはない(そのときも大した金をもらっていないし、対談の相手の西村某は私の灘校の後輩だそうだが、遅れてきて謝りもせずにヘラヘラしていた。このときに仮に100万円くらいもらっていたとしても、この西村某氏の態度だけで自民党が嫌いになるような単純な男が私である)

ただ、講演会とか勉強会に呼ばれたら、間違いなく定価を請求するだろう。

勝谷氏並か、90分ならそれ以上の金額になる。

それでも、まずそれを恩にきることはない。

私自身、よほど厚かましい人間なのかもしれないが、講演会の場合、それは正当な報酬と思っているし、今でこそさすがにそんなことは思わないが、昔は定価をもらっても、「行ってやっている」という気分だった。

私よりさらに厚かましい(と勝手に決めつけてはいけないし、これも人格攻撃にあたるかもしれない)と思われる勝谷氏なら、小沢氏の子分たちに、教えてやっているとは思っても、お金をもらったとは思わないだろう。

うどん屋を成功させ、有料メールマガジンで年収1億円と言われている人間ならなおのことだ。

ただ、私などは、政治家に自分の思うところを聞いてもらうならタダでもいいとも思うし、今度官僚相手の勉強会の講師をタダ同然でやることにもなっている。

ただ、その場合、向こうがくれるといえば当然定価をいただく。

すると、現時点では、メッセージの主でも調べられたように、そのお金はガラス張りなので(自民党の某有力議員は自分の講演会の支部を17個ももっていて、そのおかげでどこにどんなお金が流れているかわからなくなっていると上杉さんから聞いたことがある)、和田は政治家からカネをもらっていると言われるかもしれない。

今の影響力ならそんなことをする人はいないだろうが、まぐれで本が売れたりしたら(どんなに本が売れても日本のプロデューサーでテレビの生放送のコメンテーターに使う度胸のある人はいないと今でも思っている)、何言われるかわからない。

政治家相手の講演は、実はやりたくないわけではないが、怖いとは思った。

ついでに昨日、海老蔵さんと書かずに、海老蔵と書いてしまった。私としたことが失礼なことをしたとは思うが本音というのは隠すのが難しいと痛感した。