勉強法についての質問をいくつかいただいた(どういうわけかこういうものは重なる)

大変申し訳ないが、私としても自分でいいと思う方法を紹介しているつもりだが、万人にあてはまるわけではないことはお断りしないといけない。自分にあった勉強法が見つかるまで、私の著書に限らず地道に試してもらうしかない。しかしながら、漫然と勉強ができないのに、同じ勉強法でしこしこと勉強を続けるより、自分にあった勉強法が見つかった人のほうが、その後の伸びが大きいことはまず確実と言っていいだろう。

本日は渋滞もあって車に乗っている時間が長くいろいろとラジオから情報を得た。

最近になって、オバマがイラクから撤退しただけでなく、イギリスなどでは、イラクへの戦争参加は国際法に違反していたのではないかという議論が出ているという。要するに、大量破壊兵器がないことが、もし最初からないのがわかっていたのなら、攻撃に、国際法上の正当性がないということになるらしい。

私は、この手の議論が出るイギリスは、それなりにまだ正常な国だと思う。アメリカはそれがうやむやになっているし、その手のことを発信すると、いきなり拘束されかねない恐ろしい国になったらしい(堤美果氏の近著が誇張でなければだが)。

戦争に、いい、悪いがないという議論もあるが、戦争を必要悪だと考えているから、軍隊のない国はないのも事実だ。だからこそ、戦争をするには、大義名分がいるし、いい戦争と悪い戦争を分けないといけない。悪い戦争までいい戦争と言っていると、戦争好きのパンパカ男と言われるだろう。そういう点では、いまだに自分のやる戦争はいい戦争と言い続けているアメリカのほうがパンパカだし、日本の保守論陣の連中もその辺の線引きがしっかりしていないから、軍事オタクとしか見えないのだろう。

前に移植医療だって、移植をやる医者が悪い移植については、ちゃんと悪いと言わなければ、ヒューマニズムの顔をして、試してみたいだけだろうと思われても仕方がないと書いたが、彼らにとって悪い移植というのは、患者にメリットにならない移植でなく、学会に盾をつく奴の移植であり、大学病院の権威のもとでやらない移植である。

多くの患者を救った万波医師は、ほとんど被害を出していないのに、悪い移植の代表とされ、腎移植だけにしておけば、おそらく今でも生きていた(ただ、肝移植の専門家が腎移植もうまいかは疑問だが)人工透析をしながら働けていた患者さんを、やったこともない膵移植で、糖尿病まで治るとうそをついて膵移植をして、その後、二度と働けなくして、失明もさせ、あげく膵臓の縫合不全で殺した医者は日本の移植学会の理事長にまでなっている。そんな太鼓持ちの日本の移植医を信用して、人間の死の基準まで変えさせるマスコミのセンスというか、取材能力のなさが信じられない。

イラク戦争が間違っていたというのと同じように、深尾移植は間違っていたと言えるようになったら、移植医たちも患者さんを救うために移植をするようになったのだと私は思うようになるだろう。

移植であれ、戦争であれ、よい悪い(完全に決めてしまうと二分割思考になってしまうが)はあるし、そのけじめをつけないと、やりたい放題になってしまう。

さて、そんなことを考えていたら、小沢氏が結局民主党の代表選に出るという話をやはりラジオで聞く。

これには驚いた。

小沢・菅の会見というのは、小沢氏が降りる代わりに、小沢氏の子分に幹事長と重要閣僚のポストを与えるという談合だと私は完全に思いこんでいたからだ。

この予想が裏切られたということは、小沢氏が本気でこの国を変える気になっているという風に考えるのはおめでたすぎるだろうか?

もちろん、熾烈な自民党からの引き抜きもやるだろうが、彼は、おそらく総理になったとしたら、何かやる。おそらくはものすごく官僚の嫌がることを。

たった、それだけのことで流れが変わることを彼自身が熟知しているから、自分の不人気は気にしていないだろう。そして、人気のあるうちに、自民党の分断工作もやるだろうし、公明党の取り込みもやるだろう。

負けたら、おそらくは党を割るくらいのことは考えているだろう。

逆に菅氏が首相を続けていて、何かするとは思えない。

もちろんここで、はっきりと消費税を上げると明言した上で勝てば、次の選挙で消費税を上げることを公約にしても誰も文句を言わない。

何もしない代わりに、財務省のピエロにはなれる。

もちろん上げた5%は、国民のために使われるわけでなく、自民党が作った借金の穴埋めに使われるのだが。

それでも国民は小沢を嫌い、マスコミも小沢を嫌う。

情報操作というのはとても怖いものだ。
切られたということは、小沢氏が本気でこの国を変える気になっているという風に考えるのはおめでたすぎるだろうか?

もちろん、熾烈な自民党からの引き抜きもやるだろうが、彼は、おそらく総理になったとしたら、何かやる。おそらくはものすごく官僚の嫌がることを。

たった、それだけのことで流れが変わることを彼自身が熟知しているから、自分の不人気は気にしていないだろう。そして、人気のあるうちに、自民党の分断工作もやるだろうし、公明党の取り込みもやるだろう。

負けたら、おそらくは党を割るくらいのことは考えているだろう。

逆に菅氏が首相を続けていて、何かするとは思えない。

もちろんここで、はっきりと消費税を上げると明言した上で勝てば、次の選挙で消費税を上げることを公約にしても誰も文句を言わない。

何もしない代わりに、財務省のピエロにはなれる。

もちろん上げた5%は、国民のために使われるわけでなく、自民党が作った借金の穴埋めに使われるのだが。

それでも国民は小沢を嫌い、マスコミも小沢を嫌う。

情報操作というのはとても怖いものだ。