誤字や誤変換(誤変換を誤変換していたという笑えない事態を今発見したので直しておく)が多いというご指摘を受けた。相当、強い口調で非難もされた。

こんなものは言い訳のしようのないことであるし、背が低いというような身体的な問題と違って、こちらが気をつけていれば訂正の可能なものなので、申し開きのしようのないことだ。

もちろん、有料でないし、広告料も少なくとも私のところには全く入ってきていないので、スタッフも雇えない。

とはいえ、私も時間的制約の中、無償でこのようなブログを書いているので、自分できちんと校正する時間は取れそうもない。正確に言うと、取れる日もあるだろうが、取れない日もあるということだろう。

要するに毎日書いているという自分なりのルールをやめてしまえば、もう少し字の校正くらいできるということだ。

実際、このブログは自己満足といえば自己満足である。

毎日書こうとするとネタに困ることもあるから、今日のはつまらないと思われることも多いだろう。(というか、毎日つまらないと思われているかもしれないし、読者も最近はあまり増えていないから身内だけに受けているのかもしれない)

正直なところを言えば、あまりいろいろとタダでブログで書くより、お金を出して著書を買ってもらったほうが個人的にははるかに潤う。そんなものなのかもしれないが、毎日のブログの読者数が、私が買う本の一冊平均の部数より少ないくらいなのだから、書籍の読者とブログの読者はかぶらないのかもしれない。

ということで、すっかり弱気になっている。

ブログを全面的にやめる気はないが、気がむいて、かつ時間があるときだけ書いたほうがクオリティがいいと思われるか、適当な文でもいいから、毎日のほうがいいかなどでご意見があれば教えてほしい。

私自身は、should思考は好きでない。

こうでなければならないという話が蔓延している中、こういう考え方もあり得るだろうということを言うためにこのブログを書いている。

著述を書くような人間や、教育を語るような人間が誤字や誤変換はいけないというのもその通りだが、人間、ミスもするが、いいことも言うという人もいるだろう(私がそうだとは言わないが)。首相が字を間違うのは、確かに子供の教育上よくないが、だからといって、その首相のいう話の内容まで否定されるものでもないだろう。小沢氏も悪の権化みたいに言われるが、けっこういいこともやっているような気がする。このまま表舞台に上がれないとすれば、むしろマスコミ裁判のような気がする。

マスコミは一方的な情報を流し続けるから冤罪の温床になる。菅家さんの一件にしても、新聞などでは当時の記事について検証報道などをやっているところもあったが、テレビで当時どう報じているかというのを検証報道した局や番組を見たことがない。

人のいい面と悪い面と両方とも伝えるのが、本来のメディアのあり方だろうし、全紙、全局がある政治家の政治姿勢についてまったく同じ論調で批判するのが怖くて仕方がない。

アダルト・チルドレン問題にしても、「いい子でいなさい」「勉強をしなさい」というのが、そうでないと許さないという意味で言っているのか、そうあってほしいというメッセージなのかで、もちろん、受け手の主観によるだろうが、だいぶ意味合いが違ってくる。

いい子のときも悪い子のときもあるが、大事なときや人前ではいい子でいる。いつもいい子でいれるわけはない。という当たり前のメッセージとして受け取れないことや、親子の関係性が問題なのであって、メッセージそのものの問題ではない気がする。

実際、アダルト・チルドレンと称する人は、言いたいことが言えない、悪い子になれないという問題はあるが、社会適応がいいというメリットもある。

ほとんどのことにいい面と悪い面があるのだ。

実は、最近、多少いやなことがあった。

5年に一度、通信教育の会社に税務調査が入るのだが、もちろん、売り上げをごまかしたり、架空の経費を計上したりしていない。

でも、これまで認められた経費が認められなかったり、映画の製作費でやはり見解の相違があった。

結果的に予想以上にお金を払うはめになった。

売り上げをごまかしたり、架空の経費を計上していたら、隠し金があるからそういうものはすぐに払えるだろう。そんなものがばれても日本では脱税で告発されることはまれで通常は修正申告ですむから、それほど腹が痛まないのだ。

しかし、まじめに申告しているから、お金などそうそう手元に残るものではない。

おそらく中小企業の中には、このように5年に一度の税務調査で、所得をごまかしている会社も、そうでない会社も、多い少ないはともかくとして、税務署にかならず金を払うシステムになっているから(本当はあり得ない話なのだが)、税金を払うことで資金がショートしたり、払えない会社もあると私には思えてならない。それでつぶれる会社さえあるだろう。税務署は不景気や払える能力など考慮しないからだ。

こういう運用面のことは政治家は気が付いていないだろう。政策や法律というのは実際の運用がどうなされるかで、とくに中小企業には大きな影響を与える。

うちも多少資金繰りが厳しくなった。

すると、親切な銀行の人が、亀井氏のおかげで、今は申請したら大抵貸してくれるから、ご用立てできると思いますと言ってくれた。

私は基本的に、というか何度も書いていることだが、亀井という人は信用していないし、利権の匂いがして仕方がない。小沢氏よりおそらくワルだと思っている。

でも、亀井氏の政策のほうが、庶民や弱小企業、おそらく地方の会社には役立っているということがわかったのだ。

悪い人でもいいことをするし、いい人が結果的に庶民をいじめることもある。

ものごとを勝手に理屈や、自分の考え方で決めつけてはいけないと、私自身が反省した。