国税OBのあっせんなど、さまざまな新情報を寄せていただいた。これについては、本当に感謝している。

大体、23年税務署に勤めれば、ほぼ自動的に税理士になれるというシステム自身が許せない。ところが、こういう正式に試験に合格していない税理士を雇っていないと調査を厳しくするぞという風に思わせて(そうでないとおそろしくネチネチとやられると感じるのは、私だけでないはずだ)、その上、税務署が税理士のあっせんまでやっているというのは、どういうことなのか?

一度、どこかの週刊誌なりテレビ局には、国税OBの税理士の収入実態の調査をやってほしい。1件月10万というのが本当なら、彼らが一体どのくらいの売り上げをあげているのか?

まず、違反企業の資本金額は平均で約2,950 万円(最頻値、中央値ともに1,000 万円)と、
資本金額で見る限り小規模企業である。
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis200/e_dis192a.pdf
という情報もいただいた。

私が問題にしたいのはまさにこの点である。資本金1億円までは、地域の税務署に税務調査を受けるのだが、元帳のすみからすみまで全部チェックされる。しかし、それを超えると、国税直轄のマターになって、悪質な脱税の疑いがない限り、調査がきわめて形式的なものになるというアドバイスを受けたが、中小企業がより脱税をしやすいということもありえるが、逆に1億円以上の会社が、それだけフリーパスになっているという可能性だって十分にある。5億円を超すと、監査法人が入るらしいが、監査法人については嘘をつかないという前提になっている。あるいは、株主に決算報告をするから、それには嘘はないということも前提になっている。

しかし、エンロンやワールドコムのときも問題になったように、監査法人だってうそをつかないとは限らない。耐震偽装事件のときも、民間の検査機関を通っていたら大丈夫という話になっていたが、この民間の検査機関があてにならなかった。監査法人だって、検査の相手が、顧客というシステムなのだから、税務署が調べなくても大丈夫という話ではないだろう。私には、中小のモラルが低い(のも事実だろうが)以上に、今の税務調査が大企業優遇にしか映らない。

ニュースをみると私はいろいろなことを妄想する性質がある。

保険金詐欺疑いの事件で、義父と言われる人が自殺したが、義父が主役で完全犯罪を狙ったのか?それとも義母が自殺に仕向けたり、あるいは、睡眠薬を飲ませて寝かせたうえで、練炭を車において目張りをしたなどということはあり得ないのか

などと空想してしまうのだ。どちらにしても、おそらく今後は主犯は義父だったという話になってしまうような気がする。

「宮崎県内で家畜伝染病の口蹄疫が広がっている問題で、4月23日に感染疑いが判明し、その後感染が確定した水牛について、県の家畜保健衛生所が3月末に立ち入り検査をしたが感染を疑わず、結果的に見逃していたことが18日までに分かった」

などというニュースがある。

東国原知事が気に入らないグループが、東京のテレビにばかり出て、ろくに地元にいない知事に嫌がらせをしたのかなという妄想がわく。危機管理とかいうことになれば、地元にべったりいる人のほうがやはり有利だ。「この知事は景気のいいことばかりいって、東京で売込みばかりしているが、まともな危機管理ができないことを示すいいチャンスだ」とか思った奴がいるのではないかという妄想が膨らむ。

医者が不同意堕胎というニュース。

少なくとも本当にやったのなら、その医者も、もう少し堕胎が終わった後も相手の女性を大事にしてやれば、わざわざ付き合っている男の医者の免許が飛ぶような(おそらくは1年くらいの失効ですむのだろうが)ことを、その女性がするのかな、とふと思う。
もちろん、本当にやったなら許されることではないが、遵法精神だけでなく、愛人をもつ男の基本的な意識が欠けている気がした。

ただ、万が一やっていなかったり、同意のもとだったらどうなのだろうという妄想も浮かんでしまう。

相手はナースだから薬品の名前も詳しいだろう。こんな注射を打たれたとか、こんな薬を飲まされたとか警察に具体的に訴え出ることも可能だ。実際、その注射薬のバイアルが見つかっているわけではないのに、使った薬剤の名前が次々出てくる。

あるいは、産婦人科にいって薬をもらったら、その医者にもらっていた薬と同じだったので気付いたというが、ナースなら、自分がもらった薬を調べることはすぐにできる。薬の名前をみて疲れ止めのビタミン剤かどうかくらいすぐに判断できそうな気がするが、私の妄想だろうか?つまり、薬をもらった時点で、どういう意味なのかわかっていた可能性もあるような妄想もつい浮かんでしまう。あるいは、点滴を受けて流産した際に、この医者も同じ部屋にいたとかいう。本当に「不同意」なのかという妄想も浮かぶ。

もちろん、妄想であるし、テレビで言えないだけでなく、週刊誌でだってできないコメントだ。

あくまでも可能性の空想であるが、実際、報じられている内容が事実なら、確かに被害女性をさらに傷つけることになるので、ブログでは、妄想の内容も書いてはいけないのだろうか?確かに、訴えが事実ならセカンドレイプのようなもので心苦しいからこんなことは書きたくないのも事実だ。

ただ、それでもこういう可能性もあると書きたかったのは、刑事事件の場合の原則は疑わしきは罰せずの原則が忘れられているからである。私の妄想の可能性もゼロではないのだから、警察が逮捕したからと言って、ここまでこの医者を悪者にしていいのかということだ。

今後も警察からしか情報が流れてこないので、どんどんこの医者が極悪人のように報じられるだろう。

足利事件の教訓など何もないのだということだけはよくわかった。

そうは言いながら、私の読みでは、この男性が、「不同意」かどうかで争おうとせず、そんな薬があることを知らなかったとか言うのは、やはり点滴薬にせよ、内服薬にせよ、病院から勝手に持ち出したからなのだろうなと思ってしまう。警察のほうも最悪、窃盗で立件できるから逮捕に踏み切ったのではないだろうか?

これも妄想だが。