「普通の勉強法を間違っている受験生が多いとありますが、客観的データや情報ソースはありますか?」という質問。

おそらくないだろう。データがないものを「多い」とか「少ない」とか書くのはいかがなものかという考え方もあるが、逆にないから印象論で書かなければ仕方がないという事情を拝察してほしい。

ただ、たとえば、太めのほうが長生きというはっきりしたデータがあるのに、太めがメタボで将来の健康に悪いとかいう出まかせとか、決して増えていない少年犯罪や少年の自殺を大騒ぎするよりましだろう。

統計を取っていない以上、多いとも少ないとも言えない。ただ、私の周りは多いと言っているだけの話だ。(そして、現在のところ、「多くはない」という反論はきていない)

カープファンの方からもメッセージをいただいた。カープが負け続けるのは、今の野球界の構造のせいだと私は信じている。巨人が勝ち続けるのが木村拓也氏の霊に報いるためとか、木村氏が見守っているとか適当なことを言っているが、圧倒的な戦力差のためだろう。

大学の入学式に親が出ることについて。これは難しいところだが、いわゆる晴れ舞台(たとえば、子供が東大に入って武道館での入学式に呼ぶとか)なら悪い話ではない気がする。子供が甲子園に出て親を呼ぶのが美談で、東大に入って武道館に呼ぶのがマザコンと呼ぶ国だから、学力低下が起こったともいえると私は見ている。

さて、昨日は保守論壇の人との飲み会。

私自身、アメリカにペコペコせずに自主防衛という考え方には賛成だ。

ただ、金持ちがたとえば武力を強くするためとか9条を改正するために税金が上がってもいいとは言わない。逆に税金を上げると、日本から出ていくという永森氏のような人が名経営者として讃えられる。

こんな国で戦争ができるわけがない。アメリカですら、トルーマン時代に冷戦に備えて金持ちの最高税率は93%になったし、日本だって、戦前は金持ちが財産を差し出した。

金持ちが卑しい以上、金持ちがのうのうとリッチにしていて、庶民にほしがりません勝つまではとか言わせているような国が戦争に勝てるのだろうか?

金がないなら、外交でペコペコしているか、核武装をするしかない。

いっぽうでは、金持ち向けに税金を下げないと国を出ていくと脅し、いっぽうでは金持ちがこぞって9条改正とか国連常任理事国入りとかいっているダブルスタンダードをなんとかしてほしい。

で、私が持論の相続税100%論を語ったところ、そんなに継ぐ財産があると思えない保守論壇のジャーナリストの人は、日本は昔から金持ちが貧乏な学生に金を与えて、社会に出してやった伝統があるという話をする。三木谷氏をはじめとする日本の金持ちがそんなことをしているだろうか?金持ちがケチになったから税金を増やせと言っているのだ。税金が高かったころのほうが金持ちが、そのような徳をもっていたパラドックスには誰も答えてくれない。

金と国とどっちが大事と言われれば、私は国が大事だ。金が大事なユダヤ人は長く祖国をもてなかった。

愛国教育とは、日の丸や君が代をあがめたてまつることではなく、国を好きにすることだろうし、同胞が飢えていることを悲しむ気持ちのように思う。右翼もそれがわかっていないが、左翼もそれがわかっていないから、愛国教育を嫌がる。

金持ちに寄付をさせるために寄付控除とかいうが、私は大した効果があると思えない。

むしろ、長者番付を復活させる代わりに、その横に寄付額も明示するような、「新長者番付」をつくったほうが、よほど卑しい金持ちにはこたえるのではないか?