春の旅行のブッキングをしていたが、全日空の料金体系がひどく変わっている。安いチケットだとアップグレードができないが、アップグレードができるチケットだと、スーパービジ割でビジネスクラスを買うのと同じくらい取られる。アメリカ系の航空会社を嫌う客がANAに集中している弊害かもしれない。国策としてはJALをつぶさず、きちんと競争をさせたほうがよさそうだ。

受験の方程式についての質問。内容そのものは私自身で話しているし、和田式勉強法のエッセンスがつまっているし、話し言葉だからわかりやすいということはあるだろう。お勧めできる内容かと問われるとお勧めできるというのは当然だ。ただ、これまでのことをまとめて、より実践的にしたものなので、これまで私の本を何冊も読んだ人には新味がないかもしれないことは断っておく。確かに安いものではないので、この程度の情報を伝えるくらいの義務はあるかもしれない。

たまたま精神障害のハンディをお持ちの方からのメッセージがいくつか重なった。とても知的レベルの高い人からのメッセージ。優秀な人なのに、いい就職もないし、子供の将来を心配している。胸が痛むが、どうやって世の中を変えるかの方法論を私は持っていない。同じ方から外国人差別の問題の質問。もちろん、外国人の差別はいけない。ただ、私は実態は知らないが、自国語も話せないで、日本語しか話せない、日本で生まれた人に、日本の役所は帰化を認めないのだろうか?もしそうなら、ひどい差別は許されない。しかし、帰化がすんなり認められるのに、それを拒否して日本の国籍がいやだという人に、いい感情をもつことは困難だ。親が民団のトップで、自分もソウル大学をでたという人から話を伺うことがあったが、自分たちの子供は帰化させたという。日本人としては単純だから嬉しくなる。でも、それは相手が韓国人でなくてもそうだ。ビル・トッテンさんが日本を愛し、日本の国籍をとったと聞くとますます嬉しくなる。

別の精神障害者の人が就労支援事業でひどいいじめにあって、逆に病気が再発したとのこと。資格試験を受けて職を変わろうと思うが、それは逃避かという問い。逃避であるはずがない。自分で勉強して別の資格にチャレンジするなら、逃避でなくキャリアアップということになる。こういう解決法しか差別やいじめとの闘い方がないと言っていいくらいだ。

地方出身で東京に住んでいるという人から将来は地元に戻って、地元に貢献したいというメッセージ。
その主の危惧が気になった。そのまま引用させていただく。

いわく、「高校の同窓会で皆が集まる時、『地方と都会の格差を埋める為に何が必要か』というような事を論じるのは大抵都会に住んでいる連中で、地元に残った人間はのんびりと聞いているだけです。その光景を見る度、僕は悲しくなります。これこそが最大の格差なのではないかと思うのです。向上心や知識・教養のある若者の多くが東京を始めとする大都市に吸い上げられてしまった為、格差を埋める対策や方策を論じられる人間が地方には欠如しているのではないでしょうか。それどころか、格差の現実を知らない為に危機意識すら無い人間がいるのも事実です。」

この心配が事実でないことを祈りたいが、私の心配もまったく同じことだ。その主も解決策として、地方に優秀な人間の就職先を作ってほしいと書いているが、私も同様の記事を産経新聞の正論欄に書いたことがある。

私としては、自分の考えが正しいと押し付けるつもりはさらさらない。私の意見への反論も口汚くののしる人なら、まじめに聞きたい。

どちらかというと、私の考えが、いろいろな人が考えるきっかけになってくれればと思うだけだ。

いろいろなメッセージの主が、そういう点ではよく考えているのが少しうれしくなって、いくつか紹介させてもらった。
ころか、格差の現実を知らない為に危機意識すら無い人間がいるのも事実です。」

この心配が事実でないことを祈りたいが、私の心配もまったく同じことだ。その主も解決策として、地方に優秀な人間の就職先を作ってほしいと書いているが、私も同様の記事を産経新聞の正論欄に書いたことがある。

私としては、自分の考えが正しいと押し付けるつもりはさらさらない。私の意見への反論も口汚くののしる人なら、まじめに聞きたい。

どちらかというと、私の考えが、いろいろな人が考えるきっかけになってくれればと思うだけだ。

いろいろなメッセージの主が、そういう点ではよく考えているのが少しうれしくなって、いくつか紹介させてもらった。