受信拒否にしたメッセージの主から、相変わらず別のハンドルネームで嫌がらせが送ってくる。

「何なんだ あんたの服装」などというタイトルで送りつけてきて、読むと思っているのだろうか?そうかと思ったら、勝谷氏の崇拝者のようで、東京が平壌レベルと言ったのを真に受けている。勝谷氏が東京でどんな暮らしをしているのか知っているのだろうか?

こういうテレビを素直に信じる人間は直らないということはよくわかる。勝谷氏については、大阪のテレビでもいえないことは有料のメールマガジンをやっているようだ。私は彼に儲けさせるのはケタクソ悪いのでとっていないが、テレビでの発言が、彼にとっては公式発言であることはよくわかるようだ。

通常国会で人権侵害救済法案が提出予定を心配したメッセージもいただいた。通信制高校に通う生徒らしいが、不安の筋がいい。

そのほかいくつか応援のメッセージをいただいた。素直に感謝している。

さて、たまたま今の学力で緑鐵で勉強したら、今の学力が低くてもなんとかなるのかという質問。

受験に絶対というものはないから保証はできないが、少なくとも無駄な勉強をやらず、必要なことをいい参考書を使って、いいやり方で勉強したほうが効果は上がるだろう。そういう点では個別指導としては親切にやっていると自負している。今は職住近接になったので、なおのこと私も緑鐵に力を入れていることだけは事実だ。

民主党で思い出したが、公務員の給料を政治主導で下げられる法律を閣議決定したそうだ。労働者の味方のはずの政党が、国民の声に阿って、公務員の給料を下げていく。でも、そうなると一般の会社員の給料を下げる方向で経営者は動くだろう。次は給料のデフレスパイラルである。公務員の天下りだって、彼らの退職金は大きいように見えて、総額でも数十億だろう。むしろこういう天下り法人にくだらない仕事を作るほうがはるかに無駄金なのに、公務員叩きに終始するだけだ。

さて、昨日は面白いメンツで飲み会をやった。ちょっとしたニュービジネスの相談だったのだが、多少税金に詳しい人がいて(実は有名人である)、今の開業医は可哀想だと言う。

表向きの所得は高額だが、裏で実は多額の借金をしている。診療所を立てたり、医療機器を揃えたりでかなりの金がかかるからだ。ところが今の税制では、借金の元本を返すのは、税引き後の所得から返すしかない。だから、表向きの収入と使える金が違いすぎるのに、夜中にたたき起こされたり、医療ミスで訴えられたりで気の毒だと言うのだ。

実は、それが医療崩壊の一因になっている。今は、上記の理由でばかばかしいので診療所を立てる人はほとんどいない。クリニックビルの一室を借りて開業する。すると家賃は全額経費で落ちるし、借金もあまりしなくてすむ。

ところが、そういうビル開業の場合は、自宅とクリニックが同じ場所でないから、夜中にたたき起こされることはない。

でも、こういう携帯の開業ばかり増えると、夜間診療してくれるクリニックがほとんどなくなるから、病院に救急受診が増えてしまう。

そこで病院の医者は夜中に寝かせてもらえない上、医療ミスで訴えられる機会が増えるから、ますます病院をやめて、ビル開業を考えるようになる。その上、今の診療報酬は、医師会が強いころからの流れて、外来は優遇され、病院治療は安いので、病院の医者の給料は安い。そこでビル開業医は勤務医の3倍くらいの収入を得るのだから、この流れは止まらない。

この条件で医療崩壊をどうやって止めろというのか?

医者や公務員を叩いてばかりいて、資本家は全然叩かれないことが自分たちの首を絞めていることに気づかないほうが危険だ。

たとえば、オリンピックの選手の報奨金が少なすぎることが話題になり、日本電産の社長が500万円のポケットマネーを出して美談にされているが、永盛氏の個人資産がいくらあるのか知っているのだろうか?一般庶民の資産水準からしたら彼にとっての500万円は500円くらいのものである。むしろこういう金持ちからこそ出させるべきだろう。相撲のタニマチだってもっと出している。

金持ちがケチだと批判されるくらいで丁度なのに、金持ちがポケットマネーを出して同情されるのに、医者や公務員は叩かれるという社会こそ、金持ち天国である。