「勉強は才能が無い人が努力してもあんまり出来ないと思う。勉強に限らず何でもそうだけど。」というメッセージ。

こういう時代もあったのかもしれない。ただ、あんまり出来なかったのではなかった。当時は、学力は世界一だった。みんなが勉強していたら、相対順位ではなかなか勝てない。それでも、情報力があって、勉強の方法がいい奴のほうが勝っていた気がする。

少なくとも勉強というのはやらなくてできるようにはならないし、やっていればやっていない奴よりはできる。今の学力低下の中では、才能がない人でも早慶くらいは入るだろう(学部を選ばなければ)

城氏とは対談をしたことがあるが、受験勉強が実社会で役に立ったことがないなど、そんなことを言っていましたかとしか言いようがない。受験勉強の勝者に限ってそういうことを言う。自分が社会で成功しているのは、受験勉強のおかげでなくて、自分が頭がいいからと思いたいのだろうか?ノーベル賞学者も、受験勉強が役に立たないというようなことを言う人が多いが、受験勉強の経験がない人が取ったことがないのも、少なくとも日本では事実だ。勉強した内容が役に立つかどうかはともかく、努力の経験であれ、記憶のトレーニングであれ、受験計画の作成と実行であれ、そういう経験が何らかの形で社会に出たり、実験をしたりするときに役に立っているのだろう。受験勉強は役に立たないという学者で、子供を慶応の幼稚舎などに入れる人はいても、学歴をつけさせない人は見たことはない。城さんだって、自分の子供のことになると、どうするかが見ものだ。彼の子供のキャリアパスを見たら城さんの言っている話の本気度がわかるだろう。城さんはそんなことはないだろうが、子供のライバルを減らすために受験批判をするマスコミの人間は一杯いる。私が灘校時代の朝日の記者などは、かなりの数で塾通いをしていたが、平気で受験批判を垂れ流していた。

在日外国人にまで子供手当てをという批判。基本的に合意する。ただし、永住在日外国人で、本国に送金の可能性がない人ならまあ許せるかという感じだろう。あれは少子化対策でなく、消費拡大のための景気刺激策だろう。それを正直に言わないところに難がある。どうせなら、日本でしか金を使えない商品券で配ればいいのに。

私は、基本的に偏狭なナショナリストのつもりだ。日本だけよければいいのかといわれたらそうだと堪えるし、外国を利することは嫌いだ。だから、上述のようなことで、外国にもっていかれるのは不愉快だ。

でも、それを言い出したら、株主資本主義になり、株価で景気を判断するいい加減な刷り込みのおかげで、日本は外国の植民地と化した。

会社が潰れていいのかと従業員を脅して、日本人のもらえる金を減らして、空前の利益を上げて、従業員から脅し取った金を株主に渡すのが当たり前になった。会社が潰れていいのかと配当を値切る会社はない。それもこれも、株価維持のためだ。問題は、その株主の多くが外国人だということだ。外国人の利益のために本国の労働者が搾取されるような国を植民地というのだが、日本はいつから植民地になったのか?

スケートで銀メダルと銅メダルをとって、号外まで出して大騒ぎをしているが、金メダルが韓国だと言うことで悔しさを覚えないのだろうか?

韓国の国歌をおめおめと聴かされて、それでも日本万歳ですか?右翼の連中も、教師が君が代を一緒に歌わないとクビだと騒ぐくせに、国際舞台で、日本の国歌が聴けなくても、銀や銅で喜ぶダブルスタンダードは何だ?

こんな有様だから、学力で韓国や中国に抜かれても平気な顔でいられるし、ごくせんやルーキーズのような不良礼賛番組を流し続け、しかも、それに高い視聴率を与え続けられるのだろう。

北朝鮮より勝っていたら、アジアの劣等民族として笑いものにされても平気なのだろうか?

日本の右翼や保守の人たちも、拉致問題や北朝鮮問題以上に、韓国や中国に負けない日本を再建するために頑張ろうという人は出てこないのだろうか?保守も右翼もアメリカの言いなりで、パチンコ屋から金をもらっているから無理なのだろうか?

私は偏狭なナショナリストでい続けたい。