さて、昨日のブログは思ったよりたくさんメッセージがきた。何度も言うが、ブログは自己満足の道具であり、自分の知っている範囲、思った範囲のことを書くという使い方を私はしているので(自己満足のために書いている他人のブログでも、私にとっては役立つ情報のことがあるので、使い方私大だろう)、口の利き方を知らない人からのメッセージは読まなかった。

確かに東京のど真ん中にいる人間に地方のことをあれこれ言われるのはむかつく人もいるだろうし、こちらが勝手な同情をすると大きなお世話だと思う人もいるだろう。

ただ、著書を出す人間が、すべてのファンレターに返事を書かなければいけない義務はないと思うし、テレビでメシを食っているからといって芸能人がすべての人にサインをしなければいけないわけではないだろう。自分のできる範囲で対応するだろうし、芸能人が、相手の態度がよければサインをするが、当たり前のような態度やひどい態度をする人にはしないように、相手の態度をみてこちらだって反応をするものだ。

ただ、なかなか鋭い指摘もあった。たとえば、私が地方というとき、つい大阪や広島を引き合いに出してしまうことで、ああいうところは本当の田舎から見ると恵まれた都会だというご意見。おそらくその通りだろう。

地方には地方のタブーがあるというご意見。大阪ではやしきたかじん氏や上沼恵美子氏の批判や阪神タイガースファンでないことの告白が難しいという。これは大阪のテレビ局の人間から実情を聞いているし、それがいやで大阪を出てきたようなところもある。地方ほど、ローカルタブーが強いのも実態だろう。

こういう冷静で知的なメッセージなら私に対する批判でも非常に勉強になる。

アンチエイジングをやるなら地方でというご意見もありがたく拝見したが、当分は、引っ越さずに頑張るしかない。

さて、小沢問題で、ある妄想が浮かんだ。

実は検察の幹部と裏取引があるのではということだ。

たとえば、民主党は取り調べの全面可視化などを求めている。ゆくゆくは代用監獄の廃止だって求めるかもしれない。それをやめる代わりに、今回は小沢氏の秘書の政治資金規正法での立件にとどめ、小沢氏本人の起訴をやめ、また、贈収賄での捜査は打ち切るというものだ。

あくまで妄想だが、検察にとっても、これは生命線だし、小沢氏も政治的に生き残る上で重要な取引だろう。

結果がどうなるかは見届けたい。

昨日の夜は、テレビで弁当屋の取り締まり風景をやっていた。衛生上の問題があるから、保険所が行商スタイルの弁当屋を取り締まるのだ。もちろん、家賃を払っている地元の店には死活問題だし、これもデフレ景気の故のものだということはわかる。

しかし、衛生面ということだったら、食中毒も出ていないのに、この取締りはひどい。

実際、テレビではやせすぎモデルを礼賛するために、日本ではまねをして拒食症になって死ぬ若い女性が毎年100人もいるのに、テレビ局は、ちょっとでも規制をしようとすると過剰に反応する。

だから、総務省も小沢氏のためなら多少の規制はするが、こういうことの規制にはノータッチだ。

パチンコの景品交換やソープランドでの売春などは明らかに違法行為なのに、警察もほとんど動かない。

弱いものだけはバッチリ規制して、強いものはフリーパスというこの国の実情はいつ変わるのだろうか?