頭がよくなる法

石川某という捕まった議員が中川昭一氏の選挙区だったので、悔しいというメッセージ。

私の聞く限りでも、中川昭一氏は性格も正義感も含めて、よい政治家と思っていたので、同感な部分はある。ただ、アルコール依存については、きちんと医者にかかってほしかった。健康管理も含めて、もう少し医者がかかわっていたら、最悪の事態は免れたような気がする。

専門職にとっての学歴について。

確かに、医学部については、国家試験に合格できればどこの大学を出ていても似たようなものだろう。昔は、東大などの古い大学を出ているほうが就職がよかったが、今は臨床研修で好きな病院が選べるのでハンディも少なくなった。

ただ、私のようにほかの仕事をする際に、東大のことを勝手にすごいと思ってくれる人がいるのが便利という程度だろう。

という点で、その資格を活かすというつもりでいるなら必要以上に大学名にこだわる必要はない。ただ、まだまだ世間には勘違いがあるので、合格できるなら一流とされている大学のほうが多少は得をすることが多いことも伝えておきたい。

勉強はできるが、鋭いところがないという自覚のある受験生から、どうやったらいわゆる「頭のいい」人間になれるのかというメッセージ。

頭のよさというのは、勉強ができる以外に、テレビに出る人のような瞬発性と、人の考えないことを考えるという2点が、割と賢そうに見える。

前者のセンスは、場寝れというものはあるだろうが、私もそんなに鋭いほうでないし、いい方法があったら教えてほしいくらいだ。

後者については、やはり定説を疑う習慣をつけたり、世間で言われていることと他の可能性を考えてみたりで多少は賢くなれると思う。ちりもつもればで、私もこれを30年も続けていたら、かなり世間より面白いことが言えるようになったようだ。

ただ、受験生の間は、学歴をつけることを考えたほうがいい。ゆとり教育論者をふくめ、高校時代からこの手の頭のよさを求めすぎるが、まずは基礎学力、受験学力のほうがよほど大切だし、私だって、疑う習慣やほかの可能性を考える習慣は社会に出てから学んだものだ。

さて、小沢氏の問題だが、今の形が本当にいいのかつい疑いを感じてしまう。

仮に逮捕されても、田中角栄的、金丸信的な力を持ち続けるだろうし、追い込めば追い込むほどパラノイア的になって、被害者意識から、悪い意味での攻撃性が出てくる気がする。

前に小沢氏に辞任を迫った人に対する、今の復讐ぶりをみていても、どんどん狭量になっているが、それがひどくなると、民主党だけの災難ならいいが、別の災禍の原因になりそうな気がしてならない。

それにしても、検察のリークや検察のヒーロー視はもう少し考えてほしい。

自民党は与党時代とうってかわって、法案の成立がどうなっても徹底追及をする単なる野党になりそうだし、そういう時期を狙った逮捕というのも、検察のセンスとしてどうかと思う。むしろ国会が終わって、参議院選挙の前にやったほうが、政治的といわれてもまだましなのではないか？