田舎でもタクシーを使えば好きなときに好きなところでお酒が飲めるというメッセージをいただいた。

まったくその通りだ。

しかし、現在多くの地域で東京の半分くらいしか田舎の人の平均所得はない。そんなに田舎の人が簡単にタクシーを使えるのだろうか?

私が聞く範囲では、そのために外で飲む回数を減らした地方の人はたくさんいるし、そのために潰れる店も後を絶たない。

田舎でも、地方のテレビ局や新聞社は飲酒運転の撲滅キャンペーンを派手にやっている。しかし、彼らの多くはタクシーチケットが使い放題なのである。

飲酒運転の何倍も人を殺しているスピード違反が、はるかに罪が軽かったり(アメリカでは、90マイル以上のスピードを出していると、殺意があるとみなされる州もあるとのことだ)、夜中に人が歩いていない田舎で東京と同じレベルで取締りをやることが、地方自治の観点から整合性があるとは思えない。

メッセージの主が東京の人間なのか、田舎の金持ちなのかしらないが、私には納得できない。

もちろん、私だって、東京で飲酒運転をするのは、許されることではないと思っている。昨夜も夜中の4時まで飲むことになったが、夜の11時過ぎに呼び出されて、きちんとタクシーで往復した。私の尊敬する人におごってもらったのだが、タクシー代は往復で1万円かかった。都心に引っ越してもこれなのだから、地方の人は大変だろうなと思う。私だって、借金を抱える中、一万円は痛いのである。

さて、昨日紹介した、「さんま・福澤のホンマでっか!?ニュース」は30日の6時半から11時18分まで放映だそうだ。

景気回復について、いろいろな意見が出たが、思ったより私の考え方に近い人が多いのに驚いた。

もっと経費を認めろとか、相続税を上げろとかいうものだ。

中途半端に経済を学んだ人間と違う、理系の学者のほうが、観察眼や法則性をみつけるのが上手だったり、実験的な発想があるのかもしれない。

あと、地球温暖化の嘘っぱちの話は、やはりそうだろうなという感じが強い。

現実には寒冷化のほうがおそろしいとか、CO2がどれだけ悪いかわからないとか、本当かうそかは別として、われわれは、ある種の常識を信じすぎであることは痛感させてくれる。

ところで、ON AIRされていないところで、タバコ税反対論者の森永卓郎さんから、ある種の本音。

「財政のことを考えたら、タバコを吸ってもらったほうが高齢者が早く死ぬので、よほどメリットがあるはずなのに」

実は、私はメタボ対策は、そのためにやっていると考えている。

標準ややや太目と比べて、痩せ型の中年の人は平均寿命が6-7年短い。それがわかっていても、メタボと騒ぎ続けるのは、早く高齢者を殺して、年金財政を浮かすためなのだろう。

だから、メタボの旗振り役の松澤教授はやせようとしない。一度、本人の体型をごらんになるといい。