私の意見に賛成だという民主党の党員の方が民主党にメールしてくださるという。

民主党がどの程度、いろいろな意見をくみ上げるシステムなのかはわからないが、自分で直接言うより信頼されるだろうから、基本的に歓迎したい。

アメリカのホテルはいいホテルだった上に、運良くスィートにアップグレードしてもらえたのだが、残念なことに旧館だったせいか、エアコンの効きが悪く、その上、シャワーがあったかくなるのに時間がかかりすぎて、それに2日ほど気付かないためにぬるいシャワーを浴びるはめになって、日本に帰る前の日から風邪気味である。

昨日書き忘れた、アメリカのセキュリティチェックへの不満の続きだが、とにかく全部をきちんとチェックしようとしすぎる。ベビーカーまで何度も通して確認する。人間というのはそんなに集中力が続くものでないので、あまりくだらないものまで厳しくチェックをしていると、大切なものがスルーされないかかえって心配だ。
不法出国が増えてきたのか(昔は、入国審査は厳しかったが、出国は事実上フリーパスだった)、いちいちパスポートを虫眼鏡まで使ってチェックする。これが混んでいる原因だと後でわかった。
その反面車椅子の方はフリーパスだ。テロリストが気付いたら大変なことになる。

何かアメリカの要領の悪さを垣間見た気がする。

ただ、いかに要領が悪くても、人が集まってくるという余裕(傲慢ともいうが)がこの国にはある。日本は何かにつけて外国の評判にビビりすぎだ。

要するにオバマ政権になっても、外国の人から嫌われることをまったく気にしていないのである。日本は、アメリカでまったくといいほど報じられていないのに、普天間で大騒ぎするのと大違いだ。

たとえば、昨日、提言したような保護主義的な税制をとって、外国から批判されたらすぐにやめるだろう。また、短期のスパンであれば、アメリカ側が株やドルを売り浴びせて、日本の経済をかく乱するだろう。でも、消費が増えれば、結果的に株価は戻ってくる。おそらくそれまで日本は待てないだろう。あわてて税制改革をやめるというのが落ちだ。

軍事的な不安以上に、アメリカは、自分の気に入らない政策をとると、組織的に株価をいじってくるが、日本はそれにびびるだけだろう。でも、長期のトレンドでは経済の強い国に金が集まってくる。内需を強くしろというのはそのためなのだ。

それを占うのは中国だ。かなり無理をして内需で経済を立て直したが、結果的にそれで経済が回っている。これが長続きするのか、外貨が尽きるのか?中国がアメリカに頼る経済に戻るのか?

どうなるのかは日本にとっては貴重な教師になったり、反面教師になったりする。

私とて自分の理論が正しいと言い張るつもりはない。でも、中国経済の将来(アメリカ派の人はどうせすぐだめになると見たがっているようだが)は、日本の将来の指針にすべきだということは、多少は考えてほしい。