昨日は、エンジンのお芝居の稽古。

つくづく、私は役者には向かないと痛感させられる。

ところで、お芝居の演出をする方は、自らとか自分の劇団員を使って手本を示すようだ。(実は、奥田瑛二さんも同じ事をみせていた)私ももう少し芝居がうまければ、もう少しいい監督になれるのにと、ちょっと悔やまれるが、私のスタイルは、役者からいい芝居を引き出すこと、スタッフも気持ちよく映画を撮らせることなのだと割り切ることにした。

さて、割り切りについてだが、どうせ基地問題は押し切られるのだから、沖縄で現実的な要求をしたほうがいいのではという大きなお世話を書かせてもらったのだが、マスコミでの表向きの態度としては、まだ決めたわけでない、1年後に決着すると約束したわけではないと言明しているようだ。

もしこれが事実なら、のらりくらりと結論を先送りするのも、一つの方法論だと思う。実際、私は北朝鮮とアメリカが裏でつるんでいるのではないかと疑ったりもするのだが(わざとテポドンやノドンを打って、その費用なり、それ以上のキックバックをアメリカからもらって、逆にアメリカは北朝鮮の脅威を煽って、高い武器を買わせ、日本に世界でも突出した米軍駐留費用を払っている)、アメリカにいい返事をしなくても、アメリカがやってくれることは同じだと学習するだけでも十分な意味がある。

しかし、私は、やはり鳩山氏にしても、岡田氏にしても、アメリカが怖いのが本音ではないかとしか思えない。もちろん、本日岡田氏がテレビで見せたような米軍予算の削減に対する歯切れの悪い受け答え(それがこの人の正直さなのだが)もさることながら、昨日と一昨日の異常なほどのオバマに対する警備は、やはり民主党が、アメリカに対してビビっているようにしか思えない。

一時的とはいえ、関係ない路線まで首都高を通行止めにして(かなりの広範囲だったようだ)、空港に入る湾岸線は、かなり長い時間止めたから、交通が混乱して、それが飛行機のダイヤにも影響したようだ。

鳩山氏がアメリカにいったときに、こんな警備をしてもらったというのだろうか?まさにこれこそが片務的というものだ。

少なくともアメリカとは対等だというのが、口先だけだということが、すぐにばれる対応である。

ただ、これには、もう一つの可能性がどうしても私には浮かんでしまう。

日本を警察国家にしようと思っている、鳩山内閣の実力大臣、カメイ氏の思惑だ。

警察のいうことを聞かない人間は、すぐにでも逮捕できるように、警察の力が強いことを示し、警察の以降で都内の交通など好きに出来ることを見事に見せつけた。渋滞によってCO2ガスが増え、鳩山氏の国際公約が反故になることより、警察の威光の復活のほうが大切なのだろう。死刑を廃止してでも(さすがに映剤で死刑は気がひけるのだろう)代用監獄を守り、取調べの録画に反対する(要するに死刑さえなければ、一般市民が冤罪になってもまったくかまわないと思っているのだろう)男、15000人の死因不明者を放っておいても、誰をつかまえ、誰をつかまえないかは法律や裁判の決めるところでなく、警察の決めることだという態度を貫く男、そして、新与党の中で一番お金を集める男である。

国民新党との連立解消を約束しない限り、次の参議院選挙では意地でも民主党に入れたくないが、民主党の中にも警察が怖い人は多そうだ。