昨日は、新しいオフィスの家具が、イケアがおしゃれで安いという話をきいて初イケア。

確かにオフィス家具に使うには、組み合わせもしやすいし安い。配送や組み立て代を払うことを考えても、価格のほうも圧倒的に有利だと知る。

スウェーデンは税金が高い福祉国家として知られるが、残った金を全部使っても老後の心配がないので、生活を楽しむ気風がある。イケアにしてもH&Mにしても安いだけでないなにかがある。

帰ってきたら林真理子先生の誘いで、山梨県のサポータークラブに。

甲州種のブドウで作った白ワインは、確かに飲みやすい。コストパフォーマンスがいいワインといえる。果物もおいしかった。

で、その後、私の『受験のシンデレラ』の制作会社、ブースタープロジェクトの5周年記念パーティということで久しぶりにそのオフィスにでかける。

久しぶりにカメラマンの高間賢治さんとお会いするのだが、高間さんが金子修介監督を連れてこられていたので、初めてお話をさせていただく。

金子監督はいわずとしれたデスノートの監督であるが、ガメラもゴジラも両方撮ったことのある娯楽映画、SFX映画の巨匠である。

もちろん、子どもと一緒にデスノートは見ていたが、ゴジラやガメラは観ていない。日本映画フリークのはずが、記憶障害を起こしてしまって、観たはずの名作の名前が出てこない。

ロマンポルノ時代にOL百合族を撮って、センスのよさを知られたり、みんなあげちゃうでは、当時のにっかつの青春映画にありがちな(というか、当時の青春映画全体がそんな感じだった)、ちょっと観念的な要素を廃した娯楽に徹した作風など、私自身も、にっかつでは、神代辰巳監督のどろどろした映画も好きだが、小原宏裕監督の桃尻娘も大好きということがあって、小原さんのような路線を継げる人として買っていたのだが、どういうわけか、昔、金子監督が撮っていた映画のタイトルがでてこない。

高間さんがカメラを廻していたことを思い出して、12人の優しい日本人の名前をだしたら、中原俊監督だということで赤面のいたりだった。

でも、そういうことに気分を害することなく、フランクに話をしていただいた。

企画中の作品の構想はかなり面白かった。これは映画化されるとすごい。私とは違った観点で高齢者の問題をついているということだけくらいは書いていいか?

あと、偶然にも大学のころお世話になった故小原宏裕監督の助監督だったそうで、しのぶ会にもいらっしゃっていたとのこと(私も実は行っていて、宇崎竜童さんが義理堅いのに驚いた記憶がある)、ちょっと話がはずんで3時間も飲んでいた。(ということで、本日はメロメロだが)

とにもかくにも、テレビ局的な映画を撮れる人と、面白い絵は撮れる人はある程度いるが、若手(私より5歳年上だった)で、しっかりした映画が撮れる人が少ない昨今(あと、期待するのは、平山秀幸監督と佐々部清監督なのだが)、きちんとした映画を撮れる金子さんには今後も活躍を期待したい。