少年院や少年刑務所での教育についてというメッセージをいただいた。

確かに閉鎖空間で、ほかにすることがない中で、いいやり方で勉強させれば、あるいは基礎ができていない人間に基礎からやり直させることができれば、ある程度の実績は期待できる。

私自身、どれだけ有効かわからない人格教育や道徳教育を施すより、知的能力を立て直してやったり、少なくとも食べられる術を身につけさせてやったほうがよほど更正に役立つと思っている。

私に任せてくれれば、100人に5人くらいは東大や医学部に入れる自信はある。いや、もっとかもしれない。

問題は、少年院に入るような人間のほうがいい教育を受けるという逆差別の批判だろう。しかし、私は少年院とかからでも東大に入ることを示して、前から訴えている全寮制の学力建て直し施設への抵抗を少なくして、その施設のほうもタダにすればいいのではないかと考えている。

とにかく日本の学力再建は大切だ。

民主党が学力テストを一部にしかやらなくすると言っていると心配する読者の方からメッセージをいただいたが言語道断だ。そうでなくとも、日教組との癒着が問題にされているのに、こんな文教政策では絶対に支持されないし、勝てると思って調子に乗るなと言いたい。

もともと共産党に入れるつもりだったからいいが、許されることではない。

ただ、逆差別ということより、少年犯罪での被害者のことを考えてほしいのは事実だ。暴走族上がりの役者や弁護士が偉そうにテレビに出ているが、彼らにぼこぼこにされて人生を滅茶苦茶にされた人間もいるだろう。後遺障害が残っている人もいるかもしれない。とくに精神的にトラウマになった人は、彼らの姿をテレビでみるたびにフラッシュバックに襲われたりする。もし少年院教育がうまくいったとしても、国の金で更正させてもらった恩義は忘れるべきではないし、被害者への罪悪感くらいは持ち続けて欲しい。つまり、マスコミに顔をさらすなということである。そのくらいの罰は、やったことを考えれば許されるだろう。もちろん被害者のいない犯罪で少年院に入った人間(麻薬とかだろうか?)なら、堂々と自分の更正をカミングアウトすればいい。

さて、今回のアメリカ料理で、ちょっとお勧めのグルメスポットを

今回は意外にB級だ。

昨日、Matsuhisaにいつものようにいって、確かにサンタバーバラのウニがいかにおいしいかとか、トロを陶板焼きにすると本当においしいことを知ったが、当たり前すぎるのと、値段が高いので、ちょっと趣向を変えたかった。

一つは、ニューヨークのチャイナタウンのGreat NY Noodletownという麺料理の店だ。

私は昔から香港麺が好きで、日本でも糖朝などが気にいっているが(最近、ちょっと味が落ちた気がする)、LAでもチャイナタウンで麺を食べている。ここの麺は細くて固い香港麺だが、スープはあっさり系で、なんといってもエビワンタンがぷりぷりでおいしい。これで4ドルはありえないお徳用だ。チャーシューを足しても6ドルだ。

二つ目は、オレンジカウンティのCafe Hiroという洋食屋(と日本なら呼ばれるだろう)だ。

ここのカニクリームコロッケはとにかくうまい。日本にもってきても一流だ。ハンバーグも絶品の域に達している。肉がとにかくジューシーなのだ。アメリカではこの手のハンバーグは食べられないし、日本でも肉の使い方がけち臭いところが多い。

ここもサンタバーバラのウニを使って、パスタやリゾットを作ってくれるが、このリゾットもうまい。

ディズニーランドの周囲は、ホテル(Napa RoseというレストランはZagatでは高い点を誇っているが大したことはない)を含めてあまりおいしいところがない。また値段も高めだ。

このCafe Hiroならチップも合わせて3人で100ドルかからない。

日本でも、この手の食事のおいしい麻布六角という店があるが、値段はかなり違う。アメリカでこんな店に出会えると思わなかった。盛り付けも美しくてこだわりを感じる。

ディスにーランドから8マイルほどのサイプレスという町にあるが、ディズニーランドに泊まる人はお勧めしたい。ただし、上記のような店だからいいワインは置いていない。アメリカだからコルケージを払えば持ち込みは可能と思うが確認していない。

そのほかも、今回それほど食べものははずしていないが、NYのバードランドの飯はひどかった。Club Cakeの味がCafe Hiroのカニクリームコロッケの味と月とすっぽんだということは付け加えておきたい。