お酒を飲むとストレス解消になるというが、自分の場合は、かえってストレスに感じるし、自己嫌悪を感じるという方からメールをいただいた。
現実にそういうことはある。
人によってアルコールそのものにアレルギーのようになる人もいるし、アルコールの代謝が非常に悪いために不快感が強い人もいる。とくにアルコールはアセトアルデヒドになり、その後で酢酸になっていくのだが、この中間産物であるアセトアルデヒドは非常に人間を不快にする。悪酔いの原因物質とされているが、これが早く作られたり、逆になかなか代謝されない人がいる。結果的に酒を飲むと不快感が強い人がいる。
またお酒でストレス解消をすることは、うつ病の予防には好ましいが、逆に本当にうつ病になってしまった際は、アルコールがセロトニンという伝達物質を枯渇させるので、逆にうつ病を悪くするし、自殺の誘因にもなるとされている。
もちろん、アルコールは依存性があるので、これについても、危険の認識は必要だ。
そういう点では、未成年者に限らず、お酒を自分で飲むのはともかく、無理に飲ませるのは法律で罰してもいいと思うくらいなのだが、もちろん、人によっては、確かにストレス解消になるし、コミュニケーションを円滑にする。
一律に禁止すべきというものではなく、人に強制させないということが重要なのだろうし、お酒が体質に合わない人は無理にのむことはない。
さて、法制審議会が１８歳成人が妥当という答申を出したそうだ。
このことについても、いろいろといいたいことがあるが、今回は、先ほどの質問にも関連して、喫煙・飲酒は２０歳まで禁止が据え置かれたことを問題にしたい。
もちろん、強制的な一気飲みなどをさせるのは、前述の理由で許されることではない。ただ、これは結果責任だから、急性アルコール中毒になった場合は、傷害罪が適応されるべきだし、死亡などということであれば、過失致死ではなく、傷害致死ということでいいだろう。
でも、これは未成年者に対してだけでなく、相手が２０歳を超えていても当然、飲酒を強制することを罪にすべきなのである。
審議会というのは、役人などが現実を知らないから、民意を反映させるために、審議を行うものである。
ところが法制審議会なる審議会はほとんどが大学の法学部の教授とか、検察・裁判官のＯＢで、やはり民意とはかけはなれた形の意見を押し付ける。
私は何度も主張しているが、守れない法律を作ると、それがとくに微罪であれば、誰もが守らない経験をすることになる。高校生での万引きや飲酒、喫煙は通過儀礼とかいわれるが、やはり実際は少数派だが、大学に入ってからのコンパは普通の優等生までが参加する。
そういう普通の優等生に法を破らせる経験をさせていいのかという議論がまったくなかった。いっぽうで、法を守ろうとすると肩身の狭い思いをするというのも異常事態だ。
もし、未成年者禁酒や禁煙を法律として残すのであれば、ばんばんと警察が渋谷あたりのコンパ会場に出入りして、摘発を重ね、やっているとやばいと思わせて、少なくとも法を守ろうとする人間が肩身の狭い思いをしないでいいようにすべきだ。
それだけの覚悟をもって、この審議会は、ほかのことは１８歳成人なのに、酒やタバコだけは２０歳まで認めないということにしているのだろうか？
実際、１８歳成人が民法でも適応されるとギャンブルのほうは１８歳でできることになるのだが、それとのバランスはどう考えているのかである。
こういう話がでると、体への悪影響をいう人がいる。
それなら、２０歳未満のセックスはどうなのか？性病のリスクや妊娠のリスクを考えると、タバコや酒よりよほど体に悪い。しかし、買春以外は罰せられない。モテ男が女性の体に悪いことをしても、自由恋愛で許される。青少年の体を守るためには、それだって禁止すべきだろう。
そういうと恋愛を禁止するのかという人がいるが、セックスのない恋愛は恋愛でないのか？お酒のない大学生の新歓コンパのほうが、セックスのない恋愛より常識的には異常だと思うが。
あるいは、２０歳未満の人が急性アルコール中毒で死ぬ数の数倍、数十倍の数が拒食症で死んでいるが、未成年者にやせすぎモデルにあこがれさせる危険はどうなのだろう。
成長期のやせすぎや拒食は重要臓器や脳の発達に悪影響を与えるし、一生これは取り戻せない。未成年者にはやせすぎモデルややせすぎタレントの出る番組、少なくともそれにあこがれさせる番組は視聴を禁止させるべきだろう。
未成年者禁酒・禁煙法ができた時代には、まだ日本に拒食症という病気が事実上存在していなかった。しかし、今の時代は酒やタバコより、やせ願望のほうが未成年者に危険だ。
時代に合わせた法律つくりをするというなら、そっちはどうなのか？
法律を審議する側が現実感覚がないから、昔作った法律は後生大事に続けられ、新しい法律がうまくできない。
もちろん、非合法黙認状態が続けば、警察が気に入らない人だけをつかまえるのに使う危険も大きくなる。
法制審議会の人たちは、法律より警察権力を維持するほうが大切な人たちなのだろうか？
現実にそういうことはある。
人によってアルコールそのものにアレルギーのようになる人もいるし、アルコールの代謝が非常に悪いために不快感が強い人もいる。とくにアルコールはアセトアルデヒドになり、その後で酢酸になっていくのだが、この中間産物であるアセトアルデヒドは非常に人間を不快にする。悪酔いの原因物質とされているが、これが早く作られたり、逆になかなか代謝されない人がいる。結果的に酒を飲むと不快感が強い人がいる。
またお酒でストレス解消をすることは、うつ病の予防には好ましいが、逆に本当にうつ病になってしまった際は、アルコールがセロトニンという伝達物質を枯渇させるので、逆にうつ病を悪くするし、自殺の誘因にもなるとされている。
もちろん、アルコールは依存性があるので、これについても、危険の認識は必要だ。
そういう点では、未成年者に限らず、お酒を自分で飲むのはともかく、無理に飲ませるのは法律で罰してもいいと思うくらいなのだが、もちろん、人によっては、確かにストレス解消になるし、コミュニケーションを円滑にする。
一律に禁止すべきというものではなく、人に強制させないということが重要なのだろうし、お酒が体質に合わない人は無理にのむことはない。
さて、法制審議会が１８歳成人が妥当という答申を出したそうだ。
このことについても、いろいろといいたいことがあるが、今回は、先ほどの質問にも関連して、喫煙・飲酒は２０歳まで禁止が据え置かれたことを問題にしたい。
もちろん、強制的な一気飲みなどをさせるのは、前述の理由で許されることではない。ただ、これは結果責任だから、急性アルコール中毒になった場合は、傷害罪が適応されるべきだし、死亡などということであれば、過失致死ではなく、傷害致死ということでいいだろう。
でも、これは未成年者に対してだけでなく、相手が２０歳を超えていても当然、飲酒を強制することを罪にすべきなのである。
審議会というのは、役人などが現実を知らないから、民意を反映させるために、審議を行うものである。
ところが法制審議会なる審議会はほとんどが大学の法学部の教授とか、検察・裁判官のＯＢで、やはり民意とはかけはなれた形の意見を押し付ける。
私は何度も主張しているが、守れない法律を作ると、それがとくに微罪であれば、誰もが守らない経験をすることになる。高校生での万引きや飲酒、喫煙は通過儀礼とかいわれるが、やはり実際は少数派だが、大学に入ってからのコンパは普通の優等生までが参加する。
そういう普通の優等生に法を破らせる経験をさせていいのかという議論がまったくなかった。いっぽうで、法を守ろうとすると肩身の狭い思いをするというのも異常事態だ。
もし、未成年者禁酒や禁煙を法律として残すのであれば、ばんばんと警察が渋谷あたりのコンパ会場に出入りして、摘発を重ね、やっているとやばいと思わせて、少なくとも法を守ろうとする人間が肩身の狭い思いをしないでいいようにすべきだ。
それだけの覚悟をもって、この審議会は、ほかのことは１８歳成人なのに、酒やタバコだけは２０歳まで認めないということにしているのだろうか？
実際、１８歳成人が民法でも適応されるとギャンブルのほうは１８歳でできることになるのだが、それとのバランスはどう考えているのかである。
こういう話がでると、体への悪影響をいう人がいる。
それなら、２０歳未満のセックスはどうなのか？性病のリスクや妊娠のリスクを考えると、タバコや酒よりよほど体に悪い。しかし、買春以外は罰せられない。モテ男が女性の体に悪いことをしても、自由恋愛で許される。青少年の体を守るためには、それだって禁止すべきだろう。
そういうと恋愛を禁止するのかという人がいるが、セックスのない恋愛は恋愛でないのか？お酒のない大学生の新歓コンパのほうが、セックスのない恋愛より常識的には異常だと思うが。
あるいは、２０歳未満の人が急性アルコール中毒で死ぬ数の数倍、数十倍の数が拒食症で死んでいるが、未成年者にやせすぎモデルにあこがれさせる危険はどうなのだろう。
成長期のやせすぎや拒食は重要臓器や脳の発達に悪影響を与えるし、一生これは取り戻せない。未成年者にはやせすぎモデルややせすぎタレントの出る番組、少なくともそれにあこがれさせる番組は視聴を禁止させるべきだろう。
未成年者禁酒・禁煙法ができた時代には、まだ日本に拒食症という病気が事実上存在していなかった。しかし、今の時代は酒やタバコより、やせ願望のほうが未成年者に危険だ。
時代に合わせた法律つくりをするというなら、そっちはどうなのか？
法律を審議する側が現実感覚がないから、昔作った法律は後生大事に続けられ、新しい法律がうまくできない。
もちろん、非合法黙認状態が続けば、警察が気に入らない人だけをつかまえるのに使う危険も大きくなる。
法制審議会の人たちは、法律より警察権力を維持するほうが大切な人たちなのだろうか？