2月7日に書いたニューヨーク慶応高校についての記載について誤解があるというメールをいただいた。

読み返してみたが、確かに、その学校出身者の中に優秀なものがいないという誤解を受ける可能性があるのは事実だ。もともとがアメリカ在住の日本人子弟のための学校であるし、優秀な人間も在学、卒業しているのは聞いている。

しかし、私が問題にしているのは、かなりできの悪い生徒でも(少なくとも学力テスト上は)入学できてしまうことであり、その生徒たちが100%慶応大学に上がれてしまうことである。

投書の主は、私が事実を調べずに書いたというが、その主も友達から聞いた話を真に受けているだけで調べて書いたとは思えない。

悪いうわさについては、私も真偽を確認できないので聞いたことがあると書いただけだ。法に触れるようなことをしているという悪いうわさについては、確かに昔の話だそうだが、ほかにもいろいろと聞いている。そんなものは昔の話という人は、法に触れなければ何でもいいと思っているのだろうか?人の親になってみるまで、そんなうわさがある学校なら行かせたくなくなる気持ちはわからないのだろうが。

一つ確かなことは慶応高校のHP上にはきちんと競争倍率が書かれているが、ニューヨークのHPには書かれていないということだ。書けない事情があると疑われて仕方がない。

私の書いた内容は、5,6年前のことだとメールの主は言っているが、私も情報源を秘す必要があるが、MRACHより下のレベルの付属中学から成績不良のために高校に進学できなかった人間が複数人、ニューヨーク慶応高校に入り、彼らが大学に入ったのは本年度である。その中学から高校に上がれなかった人間が今でもニューヨーク慶応に入っているということも聞いている。

今年の6月の情報についても、真偽の確認はできないがこんなものもあった。

http://okwave.jp/qa5050484.html

慶応高校の競争倍率が約5倍(これはきちんと公表されている)ということを考えると、やはり広き門としかいいようがない。出来がいい生徒もいるのだろうが、悪い生徒がいるのは確かだし、その手のダイレクトな情報も聞いている。

ということで訂正する気はない。ただ、優秀な生徒もいることは、私が見たわけではないが、多分いるだろうから、彼らの名誉のために、彼らが全員ダメなわけでなく、優秀な生徒や卒業生もいることは書き添えておきたい。要するに、こんなことを書かれないために、赤字でももっとセレクションを厳しくやってくれれば済む話である。慶応や早稲田の人は野球を勝つためには、分数の計算ができないような生徒を入れても平気だから金があって、アメリカに住んだことがあるのなら、かなりの低学力の生徒が入ってきても受け入れる度量があるのだろうが、勉強して入ってくる人間の中には悔しく思う人もいるだろうし、慶応に落ちた人はなおのことだろう。

ところで、サントリーとキリンが経営統合するそうだ。

同族経営で、株式さえ公開していないサントリーが生き残りをかけて、三菱グループのキリンと合併するというのも驚きだし、儲かっている会社同士の合併というのも国際競争の時代ならではのものなのだろう。

そのくらい世の中が厳しくなっているのかもしれないが、私が興味をもっているのは、本社の行方だ。

サントリー自体が、実質的に本社機能を東京に移しているとされるが。登記上の本社が大阪にあり、やはり大阪財界を代表する企業であることは変わらない。

こういう場合、キリンのほうが売り上げが多いこともあって、おそらくは、登記上の本社は東京に移ってしまうのだろう。

また、一つ大企業が大阪から消え、法人税収も失われる。

こんな弱肉強食の一極集中がいつまで続くのだろうか?