本日はいただいたメールに簡単にお返事したい。

子供に勉強をしている姿を見せるというすばらしい心がけの医師の方(もちろん、患者さんにもメリットがある)から林真理子先生とのジョイント・セッションということで。

先の話でちょっと場所も遠くなるが11月26日から29日まで高知でオープンカレッジというのをやる。

私と林先生の所属するエンジン01という文化人団体の年に一回のお祭りで、林先生が大会委員長、私が実行委員長(これは大会委員長のサブという意味だが)を務める。

ということで、相当私も林先生もいろいろなイベントに出るが、私にとっては初出演のミュージカルもある。林先生は準主演クラスだ。

ということで乞ご期待のイベントだ。

もう一つ、介護施設のスタッフに一部医療行為が解禁されるという問題。これはユーザーの立場からすると、医療行為が必要という理由で入居を断られることが多かったから有難い話だが、確かにスタッフの側からすると責任の問題やそれで給与が増えるわけでもない問題、また看護士を雇う数を減らすのではないかという不安もあるようだ。

いちばんの問題は、介護という重要な問題をなるべく安く上げようという厚生労働省の姿勢だろう。

人生の締めくくりの面倒を見てくれる人に十分な給料が払えず、官製ワーキングプアを作るようなことがあってはならない。介護保険の総費用の2倍も3倍もが道路工事に使われる国のあり方が問題だ。人口が減り高齢者が増え、高齢者に免許を返せといいながら道路は作り続けて、死ぬ間際に要介護状態になったときに、そのお世話をする人への金をけちる政党は自民党だって、民主党だって許すべきでない。共産党がたとえば、道路予算と介護医療・教育の予算をひっくり返すという公約を打ち出してきたときに、共産党にびっくりするくらい票が入れば初めて、自民党も民主党も考えを変えるはずだ。選挙のある国の強みを見せてやればいい。

ところで、マイケル・ジャクソンが亡くなって、さまざまな生前の映像が放映されるが、彼が本当に子供好きだったことがわかる。

何度となく子供に対する性的虐待の問題が出ているが、どのレベルのことをしていたのかは闇の中だ。

ただ、裸にしたとか、体を触ったレベルの話だったとすれば、子供が好きな人だと、日本だと当たり前に子供とお風呂に入るだろうし(とくに同性の場合)、生前の日本での映像でも子供にハグやタッチをしていただ、やらしい感じではなかった。

これについても、いちばん重要な問題は子供が傷つくかどうかだろう。大人が騒ぐ以上に子供の精神的な後遺症の有無をもう少し重要視すべきだ。セックスの場合は、とくに異性間のセックスの場合は、妊娠やSTDのリスクが大きいから、年端のいかない子供がするべきではないというのはわかる。しかし、これは若い子同士だって同じことで、ちょっとルックスがいいからといって、たとえば16歳のイケメン男がティーンの女の子とやりまくるのも性病や妊娠のリスクは下手をすると大人とティーンの女の子より高い可能性もある。禁止するなら一律にすべきなのである。

そのレベルでないのなら、そこまで目くじらを立てる必要があるのか、マイケルに特別な優しさがあって、子供たちが喜んでいるなら(嫌がっているなら別だが)、大人がとやかくいうべき話でないと思えて仕方がない。

日本でも児童ポルノの単純所持を処罰すべきかが問題になっている。自民党はそれをしたいようだ。

ただ、私は自民党という政党と日本の警察・検察を信用していない。贈収賄でもない秘書の虚偽記載のような微罪で敵の政党のトップの秘書をいきなり逮捕したり、自供したというデマ情報を流したりするいっぽうで、与党側の議員の秘書は同じことをしていてもつかまえもしないし、パチンコの景品交換やソープランドの売春を非合法黙認するのが現在の政権与党と警察だ。

微罪を作れば作るほど、気に入らない人間を陥れるのに使える。

児童ポルノの所持でつかまったら、罪は軽く、執行猶予は初犯ならつけることはできるだろうが、たとえば政治家や文化人なら、社会的生命を絶つことができる。

たとえば私が自民党の批判をしたり、警察のパチンコ屋への天下りを禁止しろなどと書いたら、翌日に児童ポルノのファイルをメールで送られ、それを削除しなかったときに警察が入ってきたら、PCのハードディスクに児童ポルノ発見とマスコミに発表するだろう。

今は手元にないからいいが、宮沢りえの150万部も売れた写真集も18歳未満なので、定義上は児童ポルノに入るらしい。

日本の警察の利権を増やし、いうことを聞かない人間の微罪逮捕という汚いやり方を自民党が撤回しない限り、こんな法律は怖くて仕方ない。一般の人にはその危険が少ないから、あまりぴんとこないかもしれないが、私のように警察や自民党の批判を欠いている人間には大問題だ。電車に乗っていて、いつ某宗教団体の女性に腕をつかまれて痴漢といわれるかわからないので、金がかかるのに車で移動しているが、メールで変なファイルが留守中にきて、留守中に警察に踏み込まれるのは防ぎようがないからだ。

先進国では禁止しているという理屈を言う人もいるだろうが、外国と比べてお上や警察がはるかに信用できない上に、それなら先進国では合法化されているポルノを日本だけ非合法にすることについてはどうなのか?なんでもお上や警察の都合のいいように国を作る点も北朝鮮とそっくりだ。

世襲・警察国家として北朝鮮の兄貴分を買って出たらどうだ。そうすれば、お互いがわかりあえるかもしれない。そうなるかどうかは次の選挙しだいだが。