娘が泣いているので、どうしたことかと聞くと、USBメモリーのデータが全部飛んでしまったという。
アメリカ留学中からPCは持ち運ばず、データをUSBメモリーに保存して、次の場所で仕事をすることを覚えたようだが(アメリカ人は高校生くらいから当たり前にそうしているようだ)、データが消えたことが初めてという。
ELECOMという会社の製品が不安定なのかもしれないが、とりあえず私のPCにさしてみると、いくつかのデータが壊れている可能性があるので、スキャンすることをお勧めしますというような表示が出る。娘もVISTAに買い換えたばかりなので、同じ表示が出て、スキャンをしたら全部データが飛んだというのだ。
確かにUSBメモリーからウィルスを感染することはあるが、このようなセキュリティのための新しい機能のために、顧客のデータを消していいわけがない。データが消える可能性があるという表示も出さずに、「推奨」という表示を出すのも不親切きわまりない。せっかくやった宿題そのほかのデータもみんな飛んだらしいので、今後はPCに必ず保存すれば、最悪データが飛んでも一日分しか損をしないし、あるいは本日やった仕事をメールで自分に送る習慣をつけるようにとも言っておいた。しかし、私自身もVISTAに変えて以来トラブル続きであるように、これまでのやり方でやっていて、データが飛ぶのはあまりに不親切だ。中途半端な技術しかないくせにセキュリティ対策をやろうとするからこうなるのだろう。セキュリティ対策はもう少し通常のソフト屋に任せて、OSに余計なものを入れないでほしい。
仕事でPCを使う者にとってデータは命なのである。クズのソフトメーカーが独占にものを言わせてひどいことをやり続けているのが許せない。
さて、クズというと、北海道の道立高校で、同級生を集団で男子トイレに連れ込み、下半身を裸にして、それを携帯で写真を撮った生徒たちが無期限停学になったというニュースが出ていた。
無期限停学といっても、おそらく昔と意味が違うだろう。高認試験というたった8科目の試験を受ければ、大学受験資格ができるし、今は私立大学の半数が定員割れだから、大学にも入れてしまう。
彼らは高校生だったが、中学生で同じことをやっても、私立の高校などはほとんど定員割れだから入ることができる。
被害者は一生のトラウマになるかもしれないが、加害者はやり放題だ。本来、トラウマになれば傷害罪で訴えることができるが、警察は少年だからとか言って、受理しないだろう。
そして、きわめつきといえるのは、4月21日に無期停学処分にしたというのだが、反省の態度を示したとの理由で、なんと4月下旬以降(21日も下旬である)、処分を順次解除したというのだ。無期停学が1週間の停学ですか?は?
日本というのは、東京の価値観、東京のマスコミの価値観で、善悪や罪が決まる変な国だ。
地方では飲酒運転が昔は当たり前の地域もあったし、そのほうが事故が多いという証拠がないのに(たとえば、飲酒運転を厳罰化してからのほうが夜間死亡事故の割合が増えている。夜間運転の中で、飲酒者の割合が減っているのに、夜間事故が増えているとすれば、酒を飲まないときのほうがスピードをよけいに出すということだろう。これは飲酒運転を経験した人なら納得できる話だ)、飲酒死亡事故を起こした人間は、ふだんはまともな一般市民でも極悪人のように言われ、20年以上の実刑を食う。
ところが、この手の悪ガキが、たとえばリンチで人を殺しても、せいぜい傷害致死で、従犯の連中は少年院にすら入らないことが多い。
単純な比較はできないが、リンチで人を殺すガキの悪意と、飲酒で人をはねる人の悪意で、後者のほうが極悪人とは私には思えない。
これが、今回の事件のように相手に心の傷を与えた場合は、それが一生ものの心の傷でも、停学ですんでしまって刑事罰は受けない。許せないと思って、このガキを教師が殴れば、教師のほうが懲戒免職になるのがこの日本という国だ。
テレビマスコミにしたら、ヒーローやごくせんで金儲けをしないといけないから、飲酒運転はこてんぱんにたたきのめしても、悪ガキが集団で悪いことをするのを叩くわけにいかないということだろう。飲酒運転ではねられた人より、悪ガキにわが子をボコボコにされたり、殺されたりしたほうがはるかに悲劇になるのはマスコミのおかげである。北朝鮮が日本で悪いことをやって、なぜか日本の偉いさんが被害者に謝るのに、日本人の悪ガキにひどい目にあっても、当局は一切関知しないし、政治家も文部科学大臣も謝罪など期待できるわけがない。
実際、慶応大学医学部の集団レイプ事件では、主犯は、もうすでに20歳を超えていたが、一人として刑務所に入らず、親が有力者だった人などは、今はすでに医者をやっている。
こんなに悪ガキに甘い国でいいのか?
確かに少年犯罪は増えていない。厳罰化の意味はないかもしれない。
しかし、凶悪少年犯罪のトレンドとしては、単独犯が減っていて、4人以上による集団犯罪が増えているのは確かだ。
被害者が死ぬ確率も、重症のトラウマになる確率も単独犯より集団犯罪のほうが高いのは明らかだ。
集団犯罪を厳罰化し、集団リンチなら人が死んだら必ず未必の故意を認めて殺人とする、集団レイプなら親告罪ではなく、必ず刑務所にぶちこむ、集団でやった時点で、相手の被害状況にかかわらず集団犯罪として少年でも立件できるようにすれば、今回の事件だって、停学より刑務所行きの罰を与えることができたはずだ。
渋谷の悪ガキは減ったらしいが、彼らの多くが集団でしか悪いことのできないような奴らだった。
人間は集団になると、めちゃくちゃな判断をしやすくなるのは、むしろ飲酒より危ないくらいだ。
地方のコミュニケーションや飲食店をたたきつぶす飲酒バッシングより、集団化をたたくほうが、よほど建設的だし、市民の命や身体を守ることだろう。
アメリカ留学中からPCは持ち運ばず、データをUSBメモリーに保存して、次の場所で仕事をすることを覚えたようだが(アメリカ人は高校生くらいから当たり前にそうしているようだ)、データが消えたことが初めてという。
ELECOMという会社の製品が不安定なのかもしれないが、とりあえず私のPCにさしてみると、いくつかのデータが壊れている可能性があるので、スキャンすることをお勧めしますというような表示が出る。娘もVISTAに買い換えたばかりなので、同じ表示が出て、スキャンをしたら全部データが飛んだというのだ。
確かにUSBメモリーからウィルスを感染することはあるが、このようなセキュリティのための新しい機能のために、顧客のデータを消していいわけがない。データが消える可能性があるという表示も出さずに、「推奨」という表示を出すのも不親切きわまりない。せっかくやった宿題そのほかのデータもみんな飛んだらしいので、今後はPCに必ず保存すれば、最悪データが飛んでも一日分しか損をしないし、あるいは本日やった仕事をメールで自分に送る習慣をつけるようにとも言っておいた。しかし、私自身もVISTAに変えて以来トラブル続きであるように、これまでのやり方でやっていて、データが飛ぶのはあまりに不親切だ。中途半端な技術しかないくせにセキュリティ対策をやろうとするからこうなるのだろう。セキュリティ対策はもう少し通常のソフト屋に任せて、OSに余計なものを入れないでほしい。
仕事でPCを使う者にとってデータは命なのである。クズのソフトメーカーが独占にものを言わせてひどいことをやり続けているのが許せない。
さて、クズというと、北海道の道立高校で、同級生を集団で男子トイレに連れ込み、下半身を裸にして、それを携帯で写真を撮った生徒たちが無期限停学になったというニュースが出ていた。
無期限停学といっても、おそらく昔と意味が違うだろう。高認試験というたった8科目の試験を受ければ、大学受験資格ができるし、今は私立大学の半数が定員割れだから、大学にも入れてしまう。
彼らは高校生だったが、中学生で同じことをやっても、私立の高校などはほとんど定員割れだから入ることができる。
被害者は一生のトラウマになるかもしれないが、加害者はやり放題だ。本来、トラウマになれば傷害罪で訴えることができるが、警察は少年だからとか言って、受理しないだろう。
そして、きわめつきといえるのは、4月21日に無期停学処分にしたというのだが、反省の態度を示したとの理由で、なんと4月下旬以降(21日も下旬である)、処分を順次解除したというのだ。無期停学が1週間の停学ですか?は?
日本というのは、東京の価値観、東京のマスコミの価値観で、善悪や罪が決まる変な国だ。
地方では飲酒運転が昔は当たり前の地域もあったし、そのほうが事故が多いという証拠がないのに(たとえば、飲酒運転を厳罰化してからのほうが夜間死亡事故の割合が増えている。夜間運転の中で、飲酒者の割合が減っているのに、夜間事故が増えているとすれば、酒を飲まないときのほうがスピードをよけいに出すということだろう。これは飲酒運転を経験した人なら納得できる話だ)、飲酒死亡事故を起こした人間は、ふだんはまともな一般市民でも極悪人のように言われ、20年以上の実刑を食う。
ところが、この手の悪ガキが、たとえばリンチで人を殺しても、せいぜい傷害致死で、従犯の連中は少年院にすら入らないことが多い。
単純な比較はできないが、リンチで人を殺すガキの悪意と、飲酒で人をはねる人の悪意で、後者のほうが極悪人とは私には思えない。
これが、今回の事件のように相手に心の傷を与えた場合は、それが一生ものの心の傷でも、停学ですんでしまって刑事罰は受けない。許せないと思って、このガキを教師が殴れば、教師のほうが懲戒免職になるのがこの日本という国だ。
テレビマスコミにしたら、ヒーローやごくせんで金儲けをしないといけないから、飲酒運転はこてんぱんにたたきのめしても、悪ガキが集団で悪いことをするのを叩くわけにいかないということだろう。飲酒運転ではねられた人より、悪ガキにわが子をボコボコにされたり、殺されたりしたほうがはるかに悲劇になるのはマスコミのおかげである。北朝鮮が日本で悪いことをやって、なぜか日本の偉いさんが被害者に謝るのに、日本人の悪ガキにひどい目にあっても、当局は一切関知しないし、政治家も文部科学大臣も謝罪など期待できるわけがない。
実際、慶応大学医学部の集団レイプ事件では、主犯は、もうすでに20歳を超えていたが、一人として刑務所に入らず、親が有力者だった人などは、今はすでに医者をやっている。
こんなに悪ガキに甘い国でいいのか?
確かに少年犯罪は増えていない。厳罰化の意味はないかもしれない。
しかし、凶悪少年犯罪のトレンドとしては、単独犯が減っていて、4人以上による集団犯罪が増えているのは確かだ。
被害者が死ぬ確率も、重症のトラウマになる確率も単独犯より集団犯罪のほうが高いのは明らかだ。
集団犯罪を厳罰化し、集団リンチなら人が死んだら必ず未必の故意を認めて殺人とする、集団レイプなら親告罪ではなく、必ず刑務所にぶちこむ、集団でやった時点で、相手の被害状況にかかわらず集団犯罪として少年でも立件できるようにすれば、今回の事件だって、停学より刑務所行きの罰を与えることができたはずだ。
渋谷の悪ガキは減ったらしいが、彼らの多くが集団でしか悪いことのできないような奴らだった。
人間は集団になると、めちゃくちゃな判断をしやすくなるのは、むしろ飲酒より危ないくらいだ。
地方のコミュニケーションや飲食店をたたきつぶす飲酒バッシングより、集団化をたたくほうが、よほど建設的だし、市民の命や身体を守ることだろう。