本日は、まずブログの読者に対するお返事から。

着物を普段着ておられたり、能面師がいないことを教えてくださった方にはためになったので感謝します。

岐阜の公立高校の方に言いたいのは、自分の学校の進学実績がぱっとしないなら、なおのこと受験勉強は早く始めたほうがいいです。一人でやる自信がないのなら、私が主宰し、東大生が担任になってくれる緑鐵受験指導ゼミナール
http://www.ryokutetsu.net/
を利用してください

そういえば、久しぶりに緑鐵のことについて、グーグルで検索していたが、緑鐵についての質問で、緑鐵の講師採用面接に行って、辞退したという人が緑鐵の内情について勝手なことを書いていた。

私が記憶する限り、緑鐵の採用面接に来て、採用された上で、研修中に講師になるのをやめた人はいるが、採用されたのに、辞退した人はいない。面接で落とされて頭にきて緑鐵の悪口を書いているのだろうが、東大生のレベルも落ちたものだとがっかりした。

もっとも、我々の指導はマンツーマンなので、講師の人間性に問題がある場合は、採用面接で落とすのだが、やはり人間性に問題のある人を落とすと、こういう仕返しをされるのかと驚いた。しかも、性格が以上でも頭がいいので、その回答がベストアンサーに選ばれるくらい、論理的に、本当に見えるような文章を書いている。バカで性格の悪い奴は、犯罪の心配をのけて怖くないが、知的レベルが高くて性格の悪い奴(もちろん、知的レベルが高い上に性格がいい人間がたくさんいるので緑鐵が成り立っているのだが)がいるとこんな妨害活動をされるのかとあきれた。

さて、ワイフに言われて、引越しの前に、捨てるのか捨てないのかを決めることができない手紙とか資料の類を整理することになった。

昔、週刊文春で、『まやかしの医療改革』という文章を書いたら、本郷の住人という人から匿名で手紙がきたのを、どういうわけか捨てないでとっておいていた。

確かに、私の自宅住所を知っているのだから、東大医学部の名簿をもっている人である可能性が高い。

「ケチな小遣いかせぎはやめろ!」「読んであきれました。バカな奴。あなたのような人が東大病者なのです。あなたは先ず大学の医局から出るべきなのです(もちろん、当時私はどこの医局にもいなかったのだが)。もう一度、自分の書いた文をよくよく見直しなさい。その中に結論がでてる!」

これで全文である。

具体的な反論ではなく、文章のレベルの低さや感情のコントロールの悪さを考えると情けなくなってくる。

勉強ばかりしているからこんな人間になるという向きもいるだろう。

私は、東大の入試問題の質の高さも評価しているし、勉強をすることで性格が悪くなるという考えも持ち合わせていない。

ただ、質の悪い教育を受けていると頭のいい人間が悪くなるし、自己愛が満たされないと性格のいい人間も悪くなるとは考えている。

東大というのは頭のいい人間の頭を悪くするシステムなのではないか?逆に東大を出て、ハーバードのビジネススクールにいって落ちこぼれた話を聞かないし、成功者になる人は多い。受験の問題の質が高いので、いい教育を受けると伸びるのだろう。

それを考えると、卒業した後も、ずっと東大に残る医学部の体たらくはひどい。

全国のトップ100人を集めながら、画期的な研究はろくにでない。iPSの山中教授は、神戸大学を出て、大阪市大と京大でトレーニングを受け、研究を行なっている。東大の医学部を出ても、東大病院にはいればただの医者だ。

このヘボな手紙をみて、東大の医学部を出ても、ろくな出世ができなかった人間の末路を見た気がして可哀相でならなかった。

実は、私はこの中で、日本老年医学会の批判をした。すると、東大をとっくにやめた昔の教授から圧力をかける電話をうけたそうで、私が当時非常勤講師をしていた東北大学医学部の教授から電話を受け、その非常勤講師をやめることになった。

批判も許されず、他大学にまで圧力をかける横暴。学問レベルで、実績を挙げるより、足を引っ張ることしかやらない体質。こんなことだから、賢い人間もみんなバカにしてしますのだろう。

日本は世界でいちばん高齢者が医者にかかる国なのに、高齢者にろくに治療のガイドラインを与えることさえできず、薬漬けが続いている。

ちなみに日本でいちばん一人当たりの老人医療費が少ない長野県が、男性に関しては日本一の長寿県でもある。そして、この県には、ほとんど老年医学会の認定医や専門医はいない。地域医療がしっかりしているだけだ。

こういうことを書くと、反論もせずに、自分の書いた文を読みなさい、その中に答えが出ていると書いてくる。

東大に受かった人を東大でないきちんとした教育機関で育てたら、みんな相当賢くなるだろう。

ちなみに、私の批判記事は、ほとんど似たような内容で、月間の文藝春秋で以前やっていたものだ。週刊文春は読んでいても、月間の文藝春秋にも目を通さないのが、東大卒の医者や東大教授のレベルなのである。