このブログに受験のシンデレラのことを書いたが、ツタヤにあったという人、なかったという人両論だった。

ただ、私は地方の人に見てほしいし、地方では絶対においてほしい。一人の地方の方などは、小学生の娘さんが、映画をみて東大に行きたいといったそうだ。東京では、受験で這い上がるのが悪いことのように言うマスコミの連中の子どもたちが、みんなサピックスのような中学受験塾に通っている事実を知ってほしい。世の中を知る人ほど、子どもに教育をつけたがる。

東京のキー局、大新聞社、官僚の子どもたちの中でどのくらいの割合で、子どもを私立中学にやっているかの調査を一度すべきだ。それを地方に公開しないで、受験競争批判をしたところで、それは地方の無垢の人をだましているにすぎない。地方で私のDVDをおいていない(くれぐれも言っておくが、ツタヤの場合、今のシステムではDVDを買わなくてもノーリスクでおくことならできるのだ)ツタヤはそれに加担していると言っていいくらいだ。

テレビをみていると、久しぶりに田中真紀子節が炸裂していた。

私自身も藤井とかいう元大臣の地元で300億円近い仕事を西松建設が受注しているのに、献金額が400万円ではいくらなんでも少なすぎると思っていたし、須田慎一郎氏が言うように、むしろ西松が10億円の裏金を使っていたことのほうが大きいと見ているが、一般の人を説得するには、田中真紀子氏のしゃべりは相変わらずうまい。

自分の父親の判決の前に、最高裁の長官が、推定有罪のような発言をした話をしたが、一般の人からみたら当たり前だし、悪をこらしめることなのかもしれないが、司法のシステムを考えるととんでもない話だ。刑事訴訟法の原則が推定無罪で、有罪を立証しないといけないのに、司法のトップがすべき発言ではないし、圧力と受け止められても仕方がない。

さらに、わざわざ麻生が首相になったとたんに官房副長官を警察官僚のトップをもってきたという話も説得力があった。麻生も意外にバカではない。同じ福岡の山崎拓の追い落としのために麻生が使った陰謀の話も聞いたことがあるが、この人は、実はこういうインテリジェンスのほうの才能があるのかもしれない。発音が悪いせいか、田中氏の話では検察のトップという風に聞こえたが、警察のトップのようだ。

でも、ほかの自民党の政治家も同じように西松建設のダミー団体から金をもらっているのに、小沢氏の秘書だけが逮捕されたのは、ひょっとしたら別の理由かもしれない。

金額が大きいとか、小沢氏だけ職務権限を行使したからとか、小沢氏だけが野党議員だからではないのだろう。

おそらくは、小沢氏の秘書だけが、西松建設に直接請求書を出したり、メモを残したりで、立件がしやすかったからだろう。

政権を狙う政党のトップがこんな間抜けな人間を公設秘書のトップにおくほうが悪い。

確かに警察や検察がマスコミを動かし、マスコミは警察や検察のいうことを100%信じ、一般大衆はマスコミに洗脳されている構図は異常である。

田中真紀子氏の言うように、経済がこんなに大変な時期に、わざわざ日本の政界をさらに混乱させるようなことをすると、さらに日本売りは進むだろう。

しかし、政権を狙う以上、制限速度30キロの道でがまんして30キロを守るくらい、慎重にやっておかないといけないのは立法府のトップを狙う以上は当然のことだ。自分が政権をとってから、30キロ制限はひどすぎると法律を変えるのが筋で、政権奪取というのは、挑戦者はチャンピオンが作ったルールで戦わないといけないというのが民主主義のルールだ。

日本で安定政権を作るのは相当大変なようだから、日本買いはやはり難しそうだ。

外国でも通用するような能力をつけるためには、子どもにしっかり勉強させるしかない。