本日はお詫びをいくつか

今後も、私が口がすべったとか、本当に悪いことをしたとか思った際には、お詫びと謝罪のコーナーを作ったので、まじめにお詫びしたい。言いたいことを言っている以上、それも責務だろうし、悪いことがわかってわびないほうが問題だ。

まずはマイナーなおわびを一つ。

昨日のブログで、2月8日の講演会が学士会館と書いたが、御茶ノ水の東京ガーデンパレスの間違いでした。関係者と行きたいと思った方にご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありません。

二つ目は大きなお詫びだ。

実は、昨年11月に『和田検数学問題集』という高校受験用の数学問題集を出した。学力低下の折、数学のトレーニング不足が問題になっている中、より多くの計算をしてもらったり、中学数学の基本的な解法パターンを身につけてもらうための問題集で、コンセプトにも内容にも自信があったし、中学時代にこれだけ身につけておけば高校に入ってから、数学で困ることはないだろうと信じていた。実際、今の高校の数学参考書は、マセマや細野真宏など、わかりやすい本がいっぱいでているので、中学レベルでつまづかなければ、自学自習が十分可能だ。

しかし、出してみると、解答などに間違いがかなり見つかって、自主回収ということになった。

確かに、勉強をする中学生や受験生にとって、解答の間違いは、混乱のもとになるし、不安になるだろう。
勉強の時間を無駄にしてしまう。ましてや和田式は、わからないときは、解答をなるべく早く見て覚えるように勧めるのだから、解答の間違いは命取りだ。

ひとえに、私のチェックの甘さのためです。謹んでお詫びしたい。本当に申し訳ありません。

私自身も反省するところが多い。

この手の問題集、参考書の著書になっているが、実際は問題作成や解答作成を外注している。

東京書籍の物理の問題集のときは、埼玉県の高校の先生のご助力をあおいだ。学研のセンター試験の問題集のときは、緑鐵受験指導ゼミナールの講師が作ってくれた。

これらのときは、彼らが一生懸命やってくれて、この手のミスはほとんどなかったようだ。

今回も、同じだと考えて、私のチェックが甘かった。

しかし、著者である以上、言い訳は通用しない。

ただ、小学館の動きと決断の速さには敬服している。

こんなものを市中に出してはまずいという判断を私もしていたが、同時期にすぐに回収を決めてくれた。

お金もかかるし、不名誉なことなのに、読者を第一に考えてくれることに頭が下がる。ここでぐずぐずされたらどうしようと思っていただけに、本当にありがたい。

ご迷惑をおかけした小学館の関係者の方にも心からお詫びしたい。

まずは読者の方に、次に小学館の方に本心からお詫びいたします。

本当に申し訳ありません。