最近、大して面白いことを書いているわけでないのに、ブログのアクセスが急に増えている。

こういう時に限って、アクセスが増えると面白くない奴だと思われるのが心配だ。

バックナンバーにはかなりおもしろいものもあるので、可能なら目を通してほしい。

下らないことついでに、みのもんたが「思いきり」をやめるらしい。

基本的には下ろされたのだろう。草野仁の番組もそうだったようだが、昼番組は予算を削るのが相当大変らしい。ギャラの高い人は大変な時代になりそうだ(森永卓郎氏は、博物館を作るために、どんな仕事でも受けて、ギャラがシングルと言っていた。私もダンピングをすれば、仕事がくるのだろうか?)。

さて、秋田県の寺田知事が学力調査の結果を公開して物議を醸し出している。

公開しない約束だから参加した自治体もあるのに、という声があるが、公開するなら参加しないなどということが許されるのだろうか?

もちろん、個人情報の開示は許されないのだろうが、いくら地方自治といっても、国が決めたことを自治体が逆らえることと逆らえないことがあるだろう。

自治体が勝手に賭博を解禁したり、売春を公認したり、飲酒運転を寛恕したりできないように、これだけひどい学力低下が起こっている中で、学力を調査することに自治体が反対できるという風には思えない。

それが嫌なら国会で否決できるように地方から議員を選ぶしかないだろう。

何度も問題にするが、公開を何のためにやるのかが大切だろう。

地方の教育委員会レベルで低学力の対策を立てるより、公開していろいろな人からアイディアを求めたほうが、いい対策が立てられるに決まっている。地方の教育委員会にそれだけの能力のある人材が集まっているとは思えないからだ。

序列化を心配するなら、ちゃんと対策を立てるべきだ。

毎年テストを行って、毎年、順位が変われば序列化することはない。毎年、ビリというようなことがあるから序列化するのだろう。

ならば、成績が悪かった地域にこそ予算をつけ、きちんとした対処をすることのほうが、序列化を心配することより学力のかさ上げにつながる。

実際、学力の低い県というのは、景気が悪かったり、失業率が高かったりする県だ。つまり、親が子供の教育どころでなくなっている県なのだ。

だからこそ公教育がしっかりすべきだろう。

ところで、秋田も学力テストでは全国一なのに、東大合格者数はワースト10くらいの状況だ。せっかく基礎学力が高いのにもったいない話だ。

私は、とある自治体から教育再建を手伝ってくれないかともちかけられているし、出身が関西なので手伝いたいと思っているが、秋田のような基礎学力があれば、私がやれば東大合格者50人はできるという自負があるが、たぶん話はこないだろう。