エンジン01という文化人の集まりの、年に一回のオープンカレッジということで名古屋に来ている。

今朝は朝から講義を二本。

一つは、医の一番に心を治すという題目で、どうやったら心が元気になるかを、三枝成彰先生や証明デザイナーの石井幹子さん、ユング派の分析家の宮野素子さん、そして「法と心理」を専門にされている森川展男先生と論じ合うもの。

私は珍しく、座長(今回は組長という)を命じられる。

しきりがよかったかどうかは疑問が残るが、最終的な結論が、マスコミにだまされて、不安になるとかえって心に悪いということで、今の不景気も含めていろいろな形で不安を煽るマスコミにいろいろと厳しい意見を言わせてもらった。

二つ目は、「すべらない話コレクション」というもので、物理学者の志村史夫さんがコーディネーター、CG作家で東大教授の河口洋一郎先生、建築家の松岡恭子さん、そして飛び入りゲストの有森裕子さんと、どんな話をするとすべらないかというセッション。

私が受験のプロなので、「(試験に)すべらない話で呼ばれたのかと思った」というギャグをいったが、とりあえずそれが通じてほっとする。

講演会のようにパワーポイントを使って、自分のペースで話すのは、それほど苦手でないが、大勢の人と、上手に時間配分をしながら、受ける話をするのは難しい。バラエティ番組で、大勢で席に座りながら、受けをとる芸能人もそれなりの苦労があるのだと実感した。

本日は夜楽というやつで、林真理子さんとかとともに、一般のお客さんと食事をする席もあるが、さて、どうなることやら。