相変わらず広島が弱い。

いつの間にか5位になってしまった。

本日は日帰りで富山に行ってきた。

富山というと、全国でももっとも住みやすいとされているところだし、人々は豊かと言われている。
それでも、かなりの不景気だそうだ。

富山は教育県として知られているが、地方でよく聞かされる悲痛な叫びを聞いた。

勉強して、子供を東大に入れても、子供が富山に帰ってこないで、親たちがさびしい思いをするという話だ。

これでは、子供に教育をつけるインセンティブは地方では弱まるばかりだ。

これに対する対策は二つは考えられる。

一つは、東大を出た人間が勤められるような場を国策として用意するということだ。

たとえば、昔から製薬産業の盛んな富山であれば、国立の製薬とか薬、あるいはバイオの研究施設を作ればいい。こんなものは東京におく必要はない。

もう一つは、それはすぐには難しいから、東京に人をとった分だけ、金銭的に補償することだ。

プロ野球のフリーエージェント制でも、選手をとったチームは選手をとられたチームに、お金か人の補償をする。
同じことをすればいいのだ。
東京の人間の発想であれば、東京で稼いだ金が地方に使われるのはむかつく話なのだろうが、地方にしてみれば人を出しているのだから当然の権利だ。それを言わないほうがおかしい。

地方には巨人ファンが多いから、手塩にかけた選手をとられる痛みもわからないだろうし、選手をとってお金を払うのがしゃくなのだろうが、それは自分で自分の首をしめているのだ。

実際は、いい選手を根こそぎとられたら、多少金をもらっても、強いチームに追いつけない。私はカープファンだからそれが痛いほどわかる。

地方は、もっと堂々と東京に金を要求してよい。

ただ、人間を出したことへの補償であり、地方の教育にインセンティブをつけるためなら、東大合格者が多い県ほど国からもらえる金を多くすべきということは言えるかもしれない。
そうすれば県の発展のために地方ももう少し教育に力を入れるかもしれないからだ。

そういう点で、宮崎の知事は単なるたかりにしか見えない。

お金がなければ、中央に金をよこせという。

真っ先にガソリン税を残して道路を作れといい、今度は燃料が高いので漁師に補助をしろという

私も昨日のブログで書いたように漁師に金を出すのは反対ではないが、なんでも金よこせでは芸がなさすぎる(もちろん、漁民を放置する和歌山の知事よりは100倍いいが)。

どうすれば宮崎がよくなるのか、もう少し建設的なアイディアが出せないものなのだろうか?